「アガルタ エス」というサンドボックス型2Dアクションゲームが、セールで、100円で売っていたので買いました。
ゲームとしてはあまり面白くないのですが、ゲーム設計や数学などの学問的には面白いので、100円なら買う価値はあります。
この考え方を使えば、「セルオートマトン」型オープンワールドゲームを作れる可能性があります。
自分のブログでは、ゲームではなくて学術的な部分を解説していきます。
考え方がわかれば、「マインクラフト」などで似たような新規の概念を自分で作る事ができます。
学術的には、とても貴重なゲームなので、100円ならば買って、いろいろ考えてみましょう!
(アガルタ エス)(ニンテンドースイッチ版)
http://d-mebius.com/agarthas/jp/index.html
(学術的な解説)
「アガルタ エス」で特徴的な事は、ドット単位で、「水」、「オイル」、「水蒸気」、「砂粒」、「氷」、「火」などのふるまいを計算している事です。
パッと見ると、物理演算や流体力学で、ドットを計算して動かしているように見えるのですが、よーく見るといろいろと挙動が違うので、何か、見たことのある動きをするなぁと思ったら、数学の「ライフゲーム」と同じ仕組みで動いているようです。
ホームページには、「セルオートマトン」で計算していると書かれています。
数学の「ライフゲーム」の事を、「セルオートマトン」といいます。
数学の「ライフゲーム」というのは、初期のパソコンの時代に、数学計算だけで、生物のアメーバっぽい複雑な動きを、簡単な数式だけで再現できた仕組みを考えた人が、バクテリアなどが増えるのに似ているので、「ライフゲーム」と名付けました。
今現在は、「人工知能」研究が盛んですが、それとは別に、「ライフゲーム」のように、パソコン上だけや数学の計算だけで、生物と似た仕組みを再現してみようという考え方が、コンピューターというものが発明された直後からずっと研究されてきました。
数学の「ライフゲーム」というのは、方眼紙の周囲の隣接するドット部分など、ある同じパターン法則になった時に、元あったドットの状態を変化させるだけの計算の事で、オセロや囲碁なんかも、「ライフゲーム」にあたるものです。
それぞれのドットは自分を中心として、全部同じ計算方式で、消滅か生き残りかを計算しているだけです。
そうすると、生物のアメーバっぽい複雑な動きを、簡単な数式だけで再現できます。
似たように、数学の計算だけで、生物や自然界の現象を再現しようとした別のアプローチ方法に、「フラクタル」があります。
「マインクラフト」などで自作したい場合には、例えば、あるドットマス目を、「高さ1」、「高さ2」、「高さ3」、「高さ2」でループさせて、1番始めの高さは、座標を参照して増減させば、この同じ物を並べただけで、海の波っぽいものになります。
これだと、ただのループをしているだけでつまらないので、「セルオートマトン」にする為に、変数を入れて、隣のドットマス目の状態を参照するように計算式を作ると、プレイヤーキャラクターが海に石を投げ込むと、波紋が出たりするように、アクティブに動くようになります。
全部のドットが計算の対象になるので、動作はかなり重たくなるはずですが、学術的には表彰されるような作品を作る事が可能です。
いろいろな自然界の状態を、この「セルオートマトン」の計算式で、自分で考えたパターンで、「マインクラフト」などで自作すれば、「鉱物が結晶化していく」、ファンタジーの「マナ」で植物などが生長するなど、「セルオートマトン」の計算式で実現可能な事は無限大に広がります。
人によっては、「中二病」的な世界観で、「ダークエネルギー」を収集して放出するなども、この「セルオートマトン」の計算式で設計可能です。
「セルオートマトン」型オープンワールドゲームを作れる可能性があるわけです。
一方で、「量子コンピューター」は、もう売っているようで、日本の東北大学が購入するようです。
「量子コンピューター」の計算は、現代数学や、ニュートン物理学とは、だいぶ違う挙動をするので、この数学の「セルオートマトン」を、「量子コンピューター」的な計算方式で実装できれば、気象現象などが、解明できる可能性があります。
「セルオートマトン」と「ディープラーニング」によって、未知の現象が発見されたり解明できるかもしれません。
「セルオートマトン」を、「量子コンピューター」的な計算方式で実装できた場合、ノーベル賞クラスの学術的な功績になります。
「セルオートマトン」という考え方は、20世紀の科学や学術の常識では壁があって実現不可能だった、「ニュートン物理学」、「生物学」、「数学」、「気象学」、「天文学」、「地質学」などの全ての学術分野の理論を、1つの概念としてまとめあげる事ができる可能性を秘めた考え方です。
「生物学」というのも、遺伝子という決まったパターンで動いている非常に複雑で膨大な量の「セルオートマトン」だからです。
「量子コンピューター」に魂を入れるとかもできるようになるかもしれません。
(追記)
ミクロの1点をきちんと設計して、その全く同じミクロの物を全体に並べただけで、マクロ世界全体が動くという仕組みが、「セルオートマトン」という考え方で、これは、主に、群体で動く蟻や蜂などの昆虫の「ハイブマインド」とほとんど同じなので、この仕組みを使う事で、「もっと生命に近い動きや判断をする敵が動くゲーム」、「ディープラーニング」、「量子コンピューター」的な計算方式にはとても大きな影響を与えるでしょう。
また、脳が考える仕組みを、コンピューター上に再現しようとする試みが、コンピューターが作られた当時からありましたが、「脳のニューロン」が情報を伝達する仕組みも、「セルオートマトン」という考え方で設計できる可能性があります。
昭和や20世紀の頃に、「セルオートマトン」という数学で、これらが再現できなかった原因は、「0,1」で計算している「2進法コンピューター」の仕組みだったからで、「量子コンピューター」による「ディープラーニング」では、こういった「セルオートマトン」のような、ミクロの物を同時並行的に大量に処理する事が得意なので、「量子コンピューター」での数学やプログラミング言語の技術や学問が進展していった場合、こういった20世紀の頃には不可能だったいろいろなものが実現できる可能性があります。
昭和、平成の時代に人気タイトルで、いつになったら続編が出るのか?という期待のまま、いつの間にか消えてしまったタイトルの遺伝子を受け継ぐ新作ゲームが、クラウドファンディングなどの投資技術の発展で復活しました!
3DCGの発展で、一時期は、「2D格闘ゲーム」というジャンルごと消えかかるなどでしたが、過去の人気タイトルの続編を待つファンはけっこうな数います。
ここで書く「遺伝子を受け継ぐ新作ゲーム」というのは正当な続編の事です。
最近では、メーカー自体が、「ゲームタイトル」自体を他に売ってしまって全然別物になってしまった失敗作の新作も多いです。(「デビルメイクライ」など。元のスタッフはカプコンを出て「プラチナゲームズ」という会社を作った)
現代の技術で過去の人気作を本気で新作を作ったら凄いのになぁと思いながらも、「メトロイド」、「ゼルダの伝説」なんかのニンテンドーは、手抜きばかりで、「大乱闘スマッシュブラザーズ」のデモ位本気で作ってくれない。
今回、正当復活するのは、「R-TYPE」、「悪魔城ドラキュラ」、「アレスタ」、「式神の城」の遺伝子を受け継ぐ新作ゲームです。
昔、初期のゲームセンターでは、「シューティングゲーム」が主流でした。
コナミ、アイレム、タイトー、東亜プラン(のちに、ケイブに)、テーカン(テクモ)、コンパイルなど、みんな人気「シューティングゲーム」を作っていて、「グラディウス」、「R-TYPE」などの人気シリーズも出ました。
時代の流れの中で、「シューティングゲーム」というジャンル自体が下火になっていって、「R-TYPE」を作っていたアイレムは、一時期「シューティングゲーム」制作ノウハウ自体が無くなりかけた時期があって、致命的となったのが、PS3の「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」の制作で発売日間近というタイミングで、東日本大震災が発生して発売自粛のムードになってしまって、いろいろな影響で、アイレム自体がほぼゲーム制作をしなくなってしまいました。
<「R-TYPE」の遺伝子を受け継ぐ新作ゲーム>
一方で、スタッフ自体はいるわけなので、昔と違って、「クラウドファンディング」などの投資技術が発達した現在では、「ファン」と「スタッフ」がいれば、新しいプロジェクトを立ち上げる事が可能な時代となったわけです。
それで、「R-TYPE FINAL2」が出ます。
「R-TYPE FINAL2」の「クラウドファンディング」をすると特別限定版のゲームをくれるので買った状態よりもお得です。(「クラウドファンディング」受付期間2019年10月1日〜2019年11月1日)
現在の制作段階の状態で、本物のSF映画のようなリアルな出来と、ひさびさの「R-TYPE」スタッフによるきちんとした「R-TYPE」らしい作品になっています。
個人的な感想を書けば、敵の動きや生態などを現在のハードSFでの昆虫などの大量の群体があたかも1つの個体であるような振る舞いをする「ハイブマインド」辺りの生態を再現した方がより気持ち悪くなってリアリティーが出ると思います。
コナミの「グラディウス」シリーズも、この位本気のSFっぽい作りで新作を作ってほしいです。
(R-TYPE FINAL2)(「クラウドファンディング」限定版受付)
https://rtypefinal2.com/ja/
<「悪魔城ドラキュラ」の遺伝子を受け継ぐ新作ゲーム>
「悪魔城ドラキュラ」シリーズの方は、コナミが、ほとんど「メタルギア」シリーズ以外を作らなくなってしまったので、「悪魔城ドラキュラ」シリーズの作者の五十嵐孝司氏が、新しいシリーズの「ゴシックホラー」タイトルを作りたいという事で、「Bloodstained: Ritual of the Night」が出ます。
(Bloodstained: Ritual of the Night)
https://playbloodstained.com/
<「アレスタ、ザナック」の遺伝子を受け継ぐ新作ゲーム>
かつてゲームで1番人気のあったジャンルは、シューティングゲームだったのですが、コンパイルは、元々はシューティングゲームをたくさん作っていたメーカーで、「ザナック」という多彩なウエポンと戦略性の高いシューティングゲームを作っていて、MSX2時代に、「アレスタ」、「アレスタ2」という「ザナック」の遺伝子を受け継ぐゲームが発売されました。
今度は、「アレスタ」の遺伝子を受け継ぐ新作ゲームとして、「アレスタブランチ」が発売されるようです。
(「アレスタブランチ」を開発する予定のM2)
https://www.mtwo.co.jp/
<「式神の城」の遺伝子を受け継ぐ新作ゲーム>
「式神の城」という名作シューティングゲームの遺伝子を受け継ぐ新作ゲームは、「シスターズロワイヤル 5姉妹に嫌がらせを受けて困っています」ですでに、ニンテンドーSWITCH版のダウンロード版がありますが、今度PS4版が出ます。
(シスターズロワイヤル 5姉妹に嫌がらせを受けて困っています)
http://sisters-royale.alfasystem.net/www/