SFで、きちんとした科学的な根拠のしっかりしたSFを「ハードSF」と言って分類していますが、「ハードSF」の方は、細かな背景設定に到るまで、きちんとした科学的な根拠にもとづく設定になっている事が多いです。
今回は、「どうして近未来SFの衣服は体のラインにピッタリしているのか?の現実のエンジニアリングの話」について詳しく説明していきます。
これは、アニメなどの話ではなくて、現実の方のエンジニアリングの方の本当の話です。
(どうして近未来SFの衣服は体のラインにピッタリしているのか?)
要するに、「エヴァンゲリオン」の「プラグスーツ」のようなデザインの衣装が、近未来SFに多い「体のラインにピッタリした衣装」なわけですが、これは単に、アニメの方のかわいいからとかの都合でなっているわけではありません。
そこで、実際のエンジニアリングの方で説明を書くと、
(1) 宇宙服などで「体のラインにピッタリした衣装」の場合には、「むくみ」対策になっている。
これは、スポーツ用のアパレルで、現在ありますが、「加圧インナー」というタイプのスパッツのような衣装を足首まで長くして全身を包み込むような衣装です。
宇宙空間に出ると宇宙飛行士が地球と違って体感する事が「むくみ」なわけですが、無重力空間にいると血液が重力の影響を受けないでフリーになる分「むくみ」という状態になってしまいます。
「むくみ」は長期間ほうっておくと、「セルライト」という状態になって脂肪定着し出して、かなり不健康な肉体に変化していきます。
宇宙空間では、ただでさえカルシウムが抜けたりして健康の維持が困難になっていくわけですから、そういった不健康要因を減らす努力を怠ると宇宙空間で長生きできません。
(2) エンジニアリングに携わる人が、「体のラインにピッタリした衣装」を着る理由は、現在でもそうですが、「機械のモーターなどの巻き込み防止」の意味があります。
ですから、非常に危険なので、現在男女平等で危険性の高い工場などの肉体労働の場所に女性も参加できるようになりましたが、その際に、「必ず女性でも、スリーサイズを明確に伝える必要がある」のです。
これを間違うと、「体にうまくあっていないダボダボの工場用ユニホーム」を着て作業していると、袖やズボンの裾の部分などが、工場の機械のモーターに巻き込まれて「死亡事故」にアッという間になってしまうからです。
ですから、本当の意味での男女平等を、ヴィクトル・ユゴーのレ・ミゼラブルのような労働者待遇の視点から真直ぐ描くとすれば、もし、「工場で働く労働者の女性社員にユニホームを支給する際に、上司が女性社員にスリーサイズを尋ねない」方が、かなり強い女性差別になって、「女性のお前なんか、ダボダボの服でも着て、機械に巻き込まれて死ねばいい」という意思表示にしか本来はなりません。(機械のモーターは本当に簡単に人間がミンチになるので)
ヴィクトル・ユゴーのレ・ミゼラブルのような悪辣な労働者待遇の実態がある事を知っていれば、労働者というものは、ゴミのような使い捨てで、死んで当たり前のようにしか扱われない待遇や環境があるという背景設定が、きちんとできるわけです。
「女性にスリーサイズを尋ねたらセクハラだ」などの固定観念があると、人間は、間違った発想をしがちですが、ハードSFの検証では、そういった遊びの部分がありません。
根拠の無い固定観念や、予定調和は、かえってよくない結果しか生み出しません。
ロボットアニメなんかの背景設定をする場合には、この「モーターの引き込み防止」の為に、「体のラインにピッタリした衣装」になっています。
(3) 精密作業に関わる科学者、学者、エンジニアリングに携わる人が、「体のラインにピッタリした全身を覆う衣装」を着る理由は、現在でもそうですが、「汗の落下防止」の意味があります。
これは、現在でも、けっこう広い分野の人々のユニホームに適用されている概念で、主に、研究所、精密製品加工、遺伝子・医薬品を扱う研究所など、かなり幅広い分野のユニホームで、「体のラインにピッタリした全身を覆う衣装」を着る理由は、「汗の落下防止」です。
「体のラインにピッタリした全身を覆う衣装」では、「汗が落下して精密製品、医薬品、考古学、美術品などに影響をおよぼしたり、シミになったりする事を防ぐ役割」があります。
特に、暑い夏場や、暑い環境でしか育たない希少な医薬品用植物などの育成に携わる人達や、暑い中で考古学や美術品を修復する作業にあたっている人は、「暑くても長袖、長ズボン」のように、「汗の落下防止」に気を使う事が多いです。
植物の場合には、「塩害」といって、塩が多くなった土では植物は育たずにすぐに枯れてしまうので、汗が土に大量に染み込むのはよくありません。
「体のラインにピッタリした全身を覆う衣装」を着ると、汗は、流れ落ちないで衣服の箇所で蒸発できるように設計されています。
このような感じで、アニメや、SFで、「体のラインにピッタリした衣装」を着ている場合には、きちんとしたエンジニアリング的な意味や根拠があるわけです。
評価:
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1月は、新作アニメ開始の月っぽいので、テレビ番組表は、こまめにチェックしましょう!
今シーズンの新作アニメ開始の日程が、1月〜2月に渡ってかなりバラバラなので注意しておかないと見逃します。
(2017年1月〜2月近辺開始っぽいアニメ)
(この素晴らしい世界に祝福を!2 (2期))
http://konosuba.com/
「この素晴らしい世界に祝福を!」は、1期に、とても胸が熱くなるキャラクターの爆裂魔法を放って消沈する「めぐみん」と、機動要塞デストロイヤーの制作者の博士(第10話)の胸が熱くなるトークがとてもよかった!
機動要塞デストロイヤーの博士の別エピソード求む!
(ガヴリールドロップアウト)
http://gabdro.com/
(亜人ちゃんは語りたい)
http://demichan.com/
(幼女戦記)
http://youjo-senki.jp/
(政宗くんのリベンジ)
http://masamune-tv.com/
(One Room)
http://oneroom-anime.com/
(GRAVITY DAZE The Animation 〜Ouverture〜)
http://www.jp.playstation.com/op/gravitydaze/project/2016/12/SpecialAnimation.html
「GRAVITY DAZE」はアニメ告知動画のようなものがあって、すでに短編のようなものは放送が終わってしまっていますが、新しく放送する場合には告知するような事が書いてあります。
(龍の歯医者)(前編2/18,後編2/25)
http://www.nhk.or.jp/anime/ryu/
「龍の歯医者」は、NHKでけっこう雰囲気がいいけど、2月からで前編、後編というタイプなので見逃しに注意しましょう!
(リトルウィッチアカデミア)
http://tv.littlewitchacademia.jp/
「リトルウィッチアカデミア」は、前に、日本の文化庁の若手アニメーター育成プロジェクトで公募していた「アニメミライ(現在:あにめたまご)」から出てきた作品です。
「デス・ビリヤード(テレビアニメ版: デス・パレード)」のように、今回、「リトルウィッチアカデミア」もテレビアニメ版になるようです。
「アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-」なんかも、背景設定がしっかりとしているので、テレビアニメ化してほしいです。
肝心なアニメーター育成プロジェクトの「アニメミライ」は、「あにめたまご」に名称変更してから、名前にひきずられてしまって幼児向けアニメのようなものばかりになって、むしろアニメーターの自由な発想を殺すものになってしまっている。
「表現の自由」を殺すと、特に、アニメの場合には、ファンタジーなど自由な発想が大事なのでクリエイトが不可能になります。
「アニメミライ」だった頃の方が、良作が集まりやすかったです。
(スクールガールストライカーズ Animation Channel)
http://sgs-anime.com/
(AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-)
http://akibastrip-anime.com/
(アイドル事変)
http://idoljihen.jp/anime/
(BanG Dream!)(バンドリ!)
http://bang-dream.com/
(ピアシェ〜私のイタリアン〜)
http://piace-anime.com/
(セイレン)
http://www.tbs.co.jp/anime/seiren/
(風夏 (ふうか))
http://fuuka.tv/
(CHAOS;CHILD)
http://chaoschildanime.com/
(クズの本懐)
http://www.kuzunohonkai.com/
(GRANBLUE FANTASY The Animation)
http://anime.granbluefantasy.jp/
(うらら迷路帖)
http://www.tbs.co.jp/anime/urara/
(にゃんこデイズ)
http://nyanko-days.com/
(けものフレンズ)
http://kemono-friends.jp/
(小林さんちのメイドラゴン)
http://maidragon.jp/
(チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜)
http://chronicle-anime.sega-net.com/
(エルドライブ)
http://eldlive.tv/
(ハンドシェイカー)
http://project-hs.net/
(Fate/Grand Order -First Order-)
(スマホ版)
http://www.fate-go.jp/
「Fate/Grand Order」は、年末特番のみかもしれない。
(Rewrite 2ndシーズンMoon編/Terra編)
http://www.rewrite-anime.tv/
(ハイスクール・フリート(パッケージマスター版))
http://www.hai-furi.com/
評価:
--- ソニー・インタラクティブエンタテインメント ¥ 7,452 (2017-01-19) |
評価:
--- ベルファイン ¥ 17,380 (2016-12-01) |
明日、初音ミク マジカルミライ2016のテレビ放送をやるみたいです!
(放送予定)
2016年12月17日PM8:00〜8:55(TOKYO MX)