最近、見たテレビアニメのいくつかに、マスター自体に、無線LANノイズが入ってしまっている物があるみたいだなぁという事に、何となく、気が付きました。
無線LANノイズというのは、主に、無線LAN機器がONになっていると、テレビ放送などに、若干、ノイズが入ってしまうものです。
問題なのは、最近の、オフィスなどの無線LAN化で、テレビアニメのいくつかに、マスター自体に、無線LANノイズが入ってしまっている物があると、ちょっと、エンジニアリングとしては大問題になってしまう画質低下の問題が生じているかもしれない事です。
(無線LANノイズの特徴)
無線LANノイズの特徴を書くと、
(1) 画面全体に、うっすらとノイズがのってしまっている。
特に、アニメのように、ベタ塗りだと、非常に、ノイズが目立ちます。
映画などの場合には、画面全体が、若干、白っぽく見えます。
(2) 輪郭が甘くなる。
(3) 画面全体に、うっすらとノイズがのってしまっているので、完全な真っ黒部分が再現できなくなるのに加えて、やっかいなのは、階調がおかしくなってしまうので、立体感が無くなる画質になってしまったりする。
(4) 色が正確に再現できないので、本来、クリエイターが表現したかったイメージが伝わらない。
(2)〜(4)は、全て、(1)の、画面全体に、うっすらとノイズがのってしまっている。が原因で、画像圧縮などの関係で起こる画質劣化の問題のようです。
非常に、問題なのは、マスター自体に、こうした無線LANノイズが入り込んでしまっていると、超低画質マスターの作成となってしまい、エンジニアの首が飛ぶ位危ない超低画質マスターが大量にできあがってしまう事です。
無線LANノイズ自体が、どのようになってしまうのか?を実際に、実験して、エンジニアの目利きを養いたい場合には、実際に、無線LANルーターなどを、ブルーレイレコーダーなどに、5cm以内に近づけて、画質の差を詳しく分析するとすぐにわかります。