ハイビジョン放送から、4K放送への移行期の開始の2018年10月以降辺りから、「ブルーレイレコーダーで、オープニングや予告の最後の音が消えてしまう現象」が出ている問題の原因を考えているところです。
ブルーレイレコーダーで、録画した後に、CMなどを取り除くわけですが、2018年10月以降に、この症状が出るようになりました。
どうも、機種やメーカーには関係無く出る症状のようです。
頻度は、1期(3ヶ月間)全体のアニメタイトルの中の1つか2つ位が、必ず、同じタイミングで不具合が出るので、放送局の処理や手続きの失敗か、アニメ制作会社の方の映像圧縮方式の選択ミス、編集ミス、マスターがそもそもおかしい、アニメ制作会社がテレビ局に渡した後の再エンコードミス辺りの可能性が高い気がします。
4K放送開始以降に出ているこれに似た関連するかもしれない症状が、「リップシンクのずれ」という問題で、映像と音声がずれてしまう現象が出ます。
しかし、これは、「4Kテレビ」、「アンプ」などのように、映像処理信号と音声処理信号が違う機械にいく場合にずれる症状の事なので、当然、アニメ制作会社などは、マスター編集の時に複数の機材を使いますが、この時に、リップシンクのずれを修正してしまうと、「そのアニメ制作会社の機材の環境でしか正確に音声が再生されない」わけで、リップシンクのずれというのは、ユーザー側が持っている家電の側で調整するべきものです。
(具体例)
自分の所で、1番はじめにこの症状が出たアニメが、「叛逆性ミリオンアーサー」で、BS11, TOKYO MXの両方共に、まったく同じ症状が出ました。
使っていた当時のブルーレイレコーダーは、「BDZ-AT750W(ソニー)」で、2018年10月以前のアニメでは、この症状は1度も出た事がありません。
結局、この後しばらくして、この「BDZ-AT750W(ソニー)」は壊れて、全てのディスクの読み取りが不可能になりました。
2018年10月1日に、「全ての操作ができる「ホーム画面」に入るとフリーズする」という不具合が出ていて、2018年12月1日の4K放送開始のデータ放送受信のアップデートで復活したのですが、今度は、2019年2月15日に、「このディスクは操作できません」というエラーが出て、全てのディスクを受け付けなくなりました。
ソニーのブルーレイレコーダーは、何らかの原因で、ディスクが読み込めなかった場合に、それ以降の全てのディスクが読み込み不可能になるという不具合があって、この「このディスクは操作できません」というエラーが出ます。
2019年だと、あまりにも中途半端な時期で、2020年東京オリンピック4K,8K本放送開始以降に、ブルーレイレコーダーを買い替えないと結局買い直しになるのですが、結局、「BDZ-ZT1500(ソニー)」を買いました。
「BDZ-ZT1500(ソニー)」は画質、音質は、非常に綺麗なのですが、編集画面の挙動が異様なのでお勧めしません。
ソニーのブルーレイレコーダーの良さは、パナソニックと違って、CMの境目部分で再生してみた後に、一瞬だけ出るCM部分があった場合に、綺麗に、この1フレームだけ削除できる所です。
パナソニックだと、1秒消える事があります。
今回書いた症状のように、オープニングや予告の後の1秒位、音が消える場合には、この「1フレームだけ削除」が原因ではなくて、それ以前に、すでに消えるタイトルがあるという状態です。
(暫定的な対処方法「アンドゥ」)(BDZ-ZT1500(ソニー)の場合の操作方法)
(1) 「視聴する」からチャプター編集したいタイトルを選択して、カーソル右から[タイトル管理/編集]-[チャプター編集]を選ぶ。
(2) オープニングや予告などの前後のCMをカットするために正確な位置にチャプター信号を入れていく。
(3) 「早戻し」、「早送り」ボタンを短く1回ずつ押す(カーソルキー左右でもできる)と、1コマずつ動くので正確な境目の位置で、「チャプター書き込み」ボタンを押す。
(4) この状態で、CMの範囲のチャプターエリアを選んでそのまま消すと、オープニングや予告の最後の音が1秒位大幅に消える事があるので、「戻る」で、「チャプター編集」画面を抜ける。
(5) [タイトル管理/編集]-[タイトル分割]を選ぶ。
(6) 先程のオープニングなどとCMの境目のチャプターに、「次」、「前」ボタンで移動する。
(7) 実は、「チャプター編集」の「チャプター書き込み」の位置は、1コマずれている事があるので、正確な境目の処で、「タイトル分割」をする。
(8) 「戻る」で、「タイトル分割」画面を抜ける。
(9) CM部分などはまだ削除せずに、先程分割したオープニング、予告の最後の部分の音が切れていないか再生して聞いてみる。
(10) 最後の部分の音が1秒位消える症状が出るタイトルの場合には、[タイトル管理/編集]-[タイトル結合]で、元と同じ順番につなぎ直す。(「アンドゥ」に似た事ができるが、1度分割してしまっているので非推奨)
(11) 本来は、1度分割してしまっているので、こういった事はしてはいけないが、実は、この作業で、音声が元に戻る。
(12) 音声が消える箇所の次のCMを最低0.5秒(15フレーム)残すようにして消す。通常は、次のCMなど全部残した方が安全。
(13) 当然、変な状態で再生されるが、音声は途切れなくなる。
(14) ブレーレイレコーダーなど映像圧縮という仕組みでは前後の差で圧縮しているので、必ず、直前の箇所の数フレームはデータが必ず必要になります。ですから、本来は、CMカットのように消してしまう事はできません。それで、最低でも、1フレーム位は音声が必ず消えます。ですから、オープニングなどの音楽の残響部分まで綺麗に保存したい場合には、必ず、次のCM分位はデータを残す必要があります。
当然、テレビ放送局のディレクターなどが操作を失敗して、放送している段階で音が切れているものは修復できません。
(ブルーレイレコーダーで、オープニングや予告の最後の音が消えてしまう現象が起きたアニメ)(これ以降も症状が出たタイトルは、ここに追記していく予定)
・叛逆性ミリオンアーサー (BS11, TOKYO MX)(2018年10月期)(オープニングの最後の音が1秒位消える)
・Fairy gone フェアリーゴーン (BS11, TOKYO MX)(2019年4月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・叛逆性ミリオンアーサー(第2期)(BS11, TOKYO MX)(2019年4月期)(オープニングの最後の音が1秒位消える)
・魔王様、リトライ!(BSフジ, TOKYO MX)(2019年7月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・Fairy gone フェアリーゴーン(第2期)(BS11)(2019年10月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・ライフル・イズ・ビューティフル (BS11)(2019年10月期)(予告の最後の音が1秒位消える。「お楽しみに」が「お楽s」で切れる。かなり音が消えている事がわかります)
・プランダラ(BS11)(2020年1月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・理系が恋に落ちたので証明してみた。(BS11)(2020年1月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・とある科学の超電磁砲T(BS11)(2020年1月期)(予告の最後の音がギリギリ少し消える)
・ちはやふる3(日本テレビ)(2019年10月期〜2020年1月期)(CMの直後にオープニングがある回だけオープニング開始の音が少し消える。「オープニング開始の部分の音が消える」現象は、2クール(6ヶ月間)位で、1つのタイトル位の比較的稀な頻度で起きる。他の音が消える不具合全般にいえる傾向として「ゼロフレーム目からいきなり大きな音が開始している」場合に、その境目でCMカットなどをすると、オープニング最初の音か、エンディング最後の音、予告の最後の音などが消える傾向が強い。現在、BS日テレのアニメが一番画質が悪く、一時期BS日テレはアニメをほとんどやっていなかったので、ブランクが大きく綺麗にアニメを放送できるノウハウが欠如しているのも原因)
(2020年3月12日に「BDZ-ZT1500(ソニー)」はシステムアップデートでほんの少しだけ動作安定しましたが、ほとんど変わりません)
・食戟のソーマ 豪ノ皿(BS11)(2020年4月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・かくしごと(MX, BS日テレ)(2020年4月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・食戟のソーマ 豪ノ皿(BS11)(2020年7月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・ド級編隊エグゼロス(BS11,TOKYO MX)(2020年7月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN(BS11)(2020年10月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・安達としまむら(BS11)(2020年10月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・トニカクカワイイ(TOKYO MX)(2020年10月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
・アクダマドライブ(TOKYO MX, BS日テレ)(2020年10月期)(予告の最後の音が1秒位消える)
(放送法)
テレビ局や電話会社が国から、「安定した品質を確保」する条件で、認可を受けていますが、それができない場合には、認可取り消しの可能性があります。
テレビ局や電話会社の認可条件は、特に、日本語の場合には、「語尾が消えない音声を確保する事」が求められます。
正確な情報が伝達できない状態が長く続く場合には、認可が取り消されます。
例えば、主に、民放では、尺の取り間違いでアナウンサーなどがしゃべっている途中で音声が途切れてしまいCMに入ってしまう事故放送が多いですが、例えば、CM直前のアナウンサーが、「STAP細胞はありま」の所で毎回ニュース報道のアナウンサーの音声が切れるような事態を繰り返すと、国からテレビ放送局への認可は取り消されます。(事実報道をする意思が感じられない、ちゃらんぽらんな運営をしていると見なされる)
日本語の言語学では、特に、語尾の最後の部分に最も重要な要素が入る事が多いので、尺の取り間違いには特に慎重な注意を要するわけで、プロ意識の無いテレビ局のディレクターは首です。
当然、2020年東京オリンピック4K,8K本放送開始以降に発売される、ブルーレイレコーダーで、こういった症状が出る事は論外です。
評価:
価格: ¥ 0 ショップ: --- コメント:編集画面の挙動が異常。オープニング曲や予告の最後の音が1秒位消える場合がある。画質、音質は非常に綺麗なので、ブレーレイにせずに見て消すだけなら星5 |