不思議な感覚のリズムゲーム風シューティングゲームの「L.F.O. -Lost Future Omega- (Nintendo Switch)」がセールで300円になってたので買ってみました。
まず、このゲームは、リズムゲームでも、シューティングゲームでもありません。
普通、このタイプのゲームは、「リズムゲーム」の部分に、「ジャンプする」とか「敵を倒す」とかを重ねた感じの作りになっているゲームは多いのですが、そうではなくて、この「L.F.O. -Lost Future Omega- (Nintendo Switch)」は、トリップゲームに近いもので、「不思議な感覚を味わう」ゲームです。
(何が違うのか)
「初音ミク Project DIVA」シリーズや、一般のリズムゲームというものは、「ノーツ」と呼ばれる物に、ピンポイントでボタンを押して合わせていくタイプで、当然、ボタンを押すタイミングを間違えば、変な演奏になっていきます。
しかし、この「L.F.O. -Lost Future Omega- (Nintendo Switch)」では、どういう設計をしているのか?わからないのですが、「どのタイミングでボタンを押しても、それっぽいいい感じの音楽になるように、シューティングゲームの敵が飛んできます」
これは、DTMとかの方の、「ループ音源」に近い作りのものです。
「初音ミク Project DIVA」シリーズなんかとは、ちょうど逆の方向性でゲームを作ったもので、「ユーザーが失敗したタイミングでボタンを押しても、それが、"いい感じの音"になるように補完してくれるように、常に、ノーツが出現し続ける」という神業のプログラムが組まれています。
ですから、適当に遊んで、ここら辺で、音が鳴れば、"いい感じの音"になるな。と感じたタイミングで適当にボタンを押していくと、「新しい音楽」が常に作られていくような変な感覚になります。
設計は、「ループ音源」に近い作りなので、前のステージの部分が、一部、次のステージにも残っているので、要するに、「人工知能で自動作曲する仕組み」に近いです。
最近は、「人工知能で自動作曲する」とか、「人工知能が原稿を書く」とかの時代になってきたので、人工知能に興味のある人は、このゲームを遊んでみる事をお勧めします。
前に書いた「アガルタ エス(Switch)」というのも、ゲーム自体はまったく面白くないものの、数学の「ライフゲーム」と同じ原理の「セルオートマトン」という計算の仕組みで作られていて学術的には評価できます。
(L.F.O. -Lost Future Omega-)
http://d-mebius.com/lfo/jp/index.html
(がるメタる!)
一般のリズムゲームとは、まったく違うコンセプトで作られているリズムゲームに、ニンテンドースイッチのリズムゲーム史上最大のクソゲーと呼ばれているゲームに「がるメタる!」というのがあるのですが、これは、遊び方を間違えているから面白くないのです。
「がるメタる!」は、リズムゲームではなくて、DTM(Desktop Music)(= 電子楽器)に近い作りになっています。
「初音ミク Project DIVA」シリーズとは違って、「好きなタイミングで好きに演奏しても評価される」というある意味、本当の意味の「音楽ソフト」なので、DTM(Desktop Music)だと思って遊ぶとけっこういい感じです。
「好きなタイミングで好きに演奏しても評価される」という事に多くのユーザーが気が付かないのですが、このゲームは、ゲーム内で指示された通りにやると、本当のクソゲーですが、実際には、「タイミング、ボタンの音色などは好きな物を好きなように叩いても得点が入る」のです。
演奏モードは、「コントローラーを振る」タイプはタイミングがずれてブチ切れるので、「ボタンを押す」モードで遊びます。
本当の意味の「音楽ソフト」なので、ドラムという楽器が、いかに音楽センスが必要で、正確なタイミングで自分が演奏できないのかを痛感します。
一般の音色や音階のある楽器は、タイミングを間違っても、気持ちで長く伸ばしてしまっても、ごまかせたりできるのですが、ドラムは、ピンポイントで、しかも、正確なリズムを刻めないと、かなりかっこわるい演奏に聞こえてしまうのです。
ですから、このゲームは、超上級の音楽演奏技術の持ち主以外には遊べないしろものとなっています。
ゲームの合間に入る「ゆるマンガ風」のストーリーは、とてもいい感じです。
(がるメタる!)
http://www.dmm.com/netgame/feature/galmetal.html
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お正月のNHKのテレビ番組で「脳が無いのに粘菌が考えて行動する」という学術ドキュメンタリーをやっていました。
人工知能は、「マイクロソフトの女子高生AIりんな」のようなディープラーニング技術によって、「歌う」、「話す」、「考える」まではだんだんこなせるようになってきたので、最後の人工知能の課題である「人工知能は魂を持つか」、「人工知能に魂を入れる事が可能なのか?」について、ずっと考えているのですが、昭和の時代や古代の人類史の時代では、「人体の臓器のどこに魂があるのか?」への探求だったのですが、最近では、自分は、見方を変えて、「原初の地球で生命が誕生した時に、生命が魂を持った瞬間」について考えた方が簡単と思って、より細胞的な瞬間について考えているわけですが、このテレビ番組の「脳が無いのに粘菌が考えて行動する」という学術ドキュメンタリーが関連があるような気がします。
新しいNHKのシリーズの「人体、神秘の巨大ネットワーク」で人体の妊娠の過程を詳しくやっていたのですが、自分が思うには、この人体の妊娠の過程をよく見ていくと、「人間の先祖は猿よりも、粘菌に近い」事に気が付きました。
粘菌というのはアメーバのような生き物なので流動的なのですが、粘菌の特殊な性質として、「自己、非自己の境目」という特徴があります。
実験の例でいうと、
(1) 2つの別の個体の粘菌を、2箇所の別の離れたスタート地点に置く。
(2) 粘菌はアメーバのように流動的に移動していって、やがて2つの別の個体がぶつかりますが、非常に流動的なのに、「自己、非自己」をきちんとわけて認識しているので、はじめは2つに分かれようとして進行します。
(3) 問題なのは、しばらく経った後で、増殖して行き場が無くなってくると、だんだん2つの個体が混ざってしまうのですが、ある瞬間に、「自己、非自己」の区別をやめて、混ざってしまって1つの個体としてふるまう。というのが粘菌独特の特徴なのですが、これが、「人体の妊娠の過程」に非常によく似ているので、細胞レベルで見た場合には、「人間の先祖は猿よりも、粘菌に近い」ように思います。
「人体の妊娠の過程」でも同様にして、「異なる2個体である男女の細胞の合体」が起きるのですが、ある妊娠の過程の瞬間に、「相手の個体を受け入れる」瞬間があって、妊娠中の女性の体内では、劇的な変化が起きて、「拒絶」、「受け入れ」となるので、非常に、つらい「つわり」などの症状が出るわけですが、つまり「2個体がつながる」瞬間が起きるわけです。
(生物の「考える」あるいは「情報判断、情報伝達」の仕組みは数通りある)
話がそれましたが、粘菌の研究でわかる事は、「脳があるから考える事ができる」のではなくて、生物の「考える」あるいは「情報判断、情報伝達」の仕組みは数通りあるという事です。
ですから、「粘菌が脳がないのに、考えて意思決定しているのはむしろ当たり前の事」であって、粘菌がしているのは「情報伝達」です。
「情報伝達」のロジックがあれば、「情報判断」ができるようになるので、細胞などの生物の「化学反応による情報伝達」そのものがあれば、「考えたり、判断したりする系」は簡単に作る事ができるというわけです。
2013年のサイエンス関連のニュースで、理化学研究所が、粘菌の行動パターンに似た考え方を使って、量子ドットによって、まったく新しい概念のコンピューターを作れるという実験をしていたようです。
(魂はどこにあるのか?)
肝心な「魂はどこにあるのか?」については、原初の地球の最初の頃の生命体の発生の謎がわかればわかりそうなのですが、古典的な「人体の臓器のどこに魂があるのか?」で考えると、比較的簡単にわかる事は、交通事故などで人体が2つに分かれた時に、「どちら側が自分であるのか?」がある方が魂が存在している箇所なわけですが、体のど真ん中で真っ二つに分かれた場合など常に、「脳がある側」がやはり、「今、自分がいると感じている側」になりそうです。
一方で、今の自分の状況を理解する場合には、「外界を認識している器官がくっついてる側が、自分だと認識する側」です。
人間は、外界を認識する器官の重要度として、「目」が最も依存度が高いのですが、これは例えば、障害者の体験学習で小学生などがする「目隠し」、「車いす」などの実験で、日常生活で、失われると行動がほぼ不可能になってしまうのが、「目」であって、「目」からの外界を認識する依存度がはるかに他よりも、異常に高い事がわかります。
例えば、「耳栓」をしたまま、1年間普通に過ごす事ができますが、「目隠し」をしたままだと、1時間が限界でしょう。
ただ、自分が思うには、宇宙人や未来人の未知のテクノロジーで、「人間を左右に真っ二つに割った」場合には、おそらく、その2つの両方共が、「自分である」と認識しているはずで、「自分は2つになる」はずなのですが、魂は2つになったのか?不明です。
自分の考えでは、「魂は細胞などの動作の結果でしかない」ので、「結果」なので、あとで発生するものと思われます。
仮に、クローン人間で自分とまったく同じ遺伝子を持つ個体を作って、脳の情報も何らかの形で完全に一緒の2人ができた場合には、「魂は細胞などの動作の結果でしかない」と思われるので、その2人は、別の魂を持っているはずです。
ここで、「自己を認識している意識」をこの2人の間で移動できるのか?が、「人工知能に魂を移せるか?」と同じはずです。
「自己を認識している器官」は、目、耳などの五感ですが、脳だけになったとしても、見えないだけで、「自分はここにいる」とわかるはずです。
(脳が情報処理に、どの程度容量をさいているか?)
一方で、「脳が情報処理に、どの程度容量をさいているか?」については、全然、別の結果で、「脳の記憶領域には、音声データの方が再現度が高く記憶されています」
例えば、私達が、音楽を脳内再生するだけで、音感などの個人差はあるものの、「かなり本格的に音楽の全部の音質を脳内だけで再生する事ができる」ので、大抵の人は、音楽を口ずさむ事ができます。
これは、子供の頃からのトレーニングにもよりますが、自分の場合には、脳内再生だけで、音楽は、ほぼ全ての楽器やボーカルも含めて全部の音質を再現する事ができます。
一方で、人間の外界を認識する器官の重要度で1番大事な「目」からの情報は、脳内再生では、それほど完全に再現できません。
例えば、ある風景を思い出した場合、脳内再生だけで、全ての情景を色付きで思い出す事はほぼ不可能でしょう。
つまり、「脳は情報処理の保存領域として、どの程度容量をさいているか?」については、「目」よりも、「耳」からの情報の方に多くの情報をさいている事がわかります。
この原因は、赤ん坊が産まれた瞬間の外界から得られる情報の重要度であって、人間に限らず鳥や様々な動物は、「親の鳴き声によってエサを得る」から音声の方に膨大な記録容量をさいてるわけで、人間の赤ん坊は、産まれてからだいぶ「目があまり見えません」
(脳に保存されている情報を扱う)
今回は、粘菌が考えるテーマで、「脳」ではなくて、「情報伝達、情報処理、情報判断」の方に重きを置いて考えているわけですが、「脳に保存されている情報を扱う」という事が、「情報伝達」の仕組みなわけですから、これをきちんと仕組みが解明できれば、「考える」という「情報伝達」のアルゴリズムや数学的、化学的、量子科学的な仕組みがわかるわけです。
自分は、夜寝ている方の意味の「夢」というのが、「化学コンピューターである脳の情報を整理している過程である」と考えているのですが、「夢」の解析によって脳が情報を整理していく仕組みがわかるはずです。
「夢」は、その人の脳が、どれだけの容量を情報にさいているか?がよくわかると思うのですが、例えば、「画家は夢に色が付いている」わけで、ほとんどの人が記憶や意識にも留めない情景に注意を払っている事がわかります。
自分の場合には、かなり特殊で、「夢に音楽が付いている」事が多くて、さらに、その音楽がまったくの新曲の事も多いので、それをうまく記録できれば、たくさんの音楽を作れるのですが、夢を記録する術がありません。
この原因は、子供の頃に、ゲームの音楽を注意深く聴いていたクセがあって、原因は、初期のゲーム機では、音の同時発生数に限界があって、初代ファミコンでは、「同時に音階のある3音+ノイズ1音」というPSG音源でした。
次世代機とかが出るたびに、FM音源とか、PCM音源とか、MIDI音源とかで、この「同時再生数の音」が増えていったので、ゲームの音楽を非常に注意深く聴いていたので、脳が、それだけ、音声の記憶に多く容量をさくようになったようです。(しかも、楽器ごとに分離して注意深く聴いていたクセがあるので、自分は音楽の脳内再生では、CDなど必要ない位に鮮明に音楽を再生できます)
あと、自分は、「夢への情報のアクセス」について、他の人では絶対に不可能な特技を1つ持っていて、「夢の中で、自分の行動を少し変えられる」という特技を持っているので、夢の中で自由に行動できるという事は、非常にリアルなVRゲームに近いです。
この特技ができるようになった原因は、小学生の頃のクラスメイトが、「夢の中で、これは、夢であると気が付けば、少し自由に動けるよ」と言っていたので、「夢の中で、これは、夢であると気が付く」という事を注意して訓練していたからです。
夢は大抵、荒唐無稽な状態ですから、「夢の中で、これは、夢であると気が付く」事は意識していれば、とても簡単にできます。
夢であると気が付けば、意識していれば、「ああ、そうだった夢だから自由に動けるはずだ」と意識すれば、少しだけ夢の中の条件判断に関与して行動を変える事が可能です。
関係無いような話ですが、「脳の中に含まれる情報にアクセスできる」のが夢だと思います。
「脳が考える」よりも、「情報伝達」の仕組みについて考えた方がよさそうです。
(音楽の脳内再生をリアルにするやり方)
人間が、どれだけ外界の情報を注意して取り込んでいるか?という感じの話をしてきましたが、「クリエイターがアイデアが出ない」、「音楽の脳内再生をリアルにする」といった脳の鍛え方について少し書くと、自分の体験では、「血液サラサラ」というタイプの栄養素を多くとると、自分の場合には、音楽の脳内再生のリアルさがさらに増します。
「血液サラサラ」というタイプの栄養素としては、「納豆(納豆キナーゼ)」、「ワイン、緑茶、カカオ、大豆(ポリフェノール)」、「トマト(リコピン)」、「リンゴ(ペクチン)」、「魚(DHA)」などです。
サプリメントは、栄養素の過剰摂取で奇形児が産まれやすくなったり健康を害したりするので、通常の食品がお勧めです。
脳内の血流がスムーズに動くようになると、けっこうアイデアが出やすくなります。
特に、大豆は、良質なプロテインなので筋肉の強化に大切です。
(まとめ)
今回の結論を書くと、
・「脳が考える」よりも、「情報伝達」の仕組みについて考えよう。「情報伝達」ができれば、「情報判断」ができるので、「考える」仕組みを作る事ができる。
・「自己」の認識が、「自分であるという魂」の部分。
・「自己」と「非自己」の境目は、粘菌や人間などの妊娠の過程でできる。
「アガルタ エス」というサンドボックス型2Dアクションゲームが、セールで、100円で売っていたので買いました。
ゲームとしてはあまり面白くないのですが、ゲーム設計や数学などの学問的には面白いので、100円なら買う価値はあります。
この考え方を使えば、「セルオートマトン」型オープンワールドゲームを作れる可能性があります。
自分のブログでは、ゲームではなくて学術的な部分を解説していきます。
考え方がわかれば、「マインクラフト」などで似たような新規の概念を自分で作る事ができます。
学術的には、とても貴重なゲームなので、100円ならば買って、いろいろ考えてみましょう!
(アガルタ エス)(ニンテンドースイッチ版)
http://d-mebius.com/agarthas/jp/index.html
(学術的な解説)
「アガルタ エス」で特徴的な事は、ドット単位で、「水」、「オイル」、「水蒸気」、「砂粒」、「氷」、「火」などのふるまいを計算している事です。
パッと見ると、物理演算や流体力学で、ドットを計算して動かしているように見えるのですが、よーく見るといろいろと挙動が違うので、何か、見たことのある動きをするなぁと思ったら、数学の「ライフゲーム」と同じ仕組みで動いているようです。
ホームページには、「セルオートマトン」で計算していると書かれています。
数学の「ライフゲーム」の事を、「セルオートマトン」といいます。
数学の「ライフゲーム」というのは、初期のパソコンの時代に、数学計算だけで、生物のアメーバっぽい複雑な動きを、簡単な数式だけで再現できた仕組みを考えた人が、バクテリアなどが増えるのに似ているので、「ライフゲーム」と名付けました。
今現在は、「人工知能」研究が盛んですが、それとは別に、「ライフゲーム」のように、パソコン上だけや数学の計算だけで、生物と似た仕組みを再現してみようという考え方が、コンピューターというものが発明された直後からずっと研究されてきました。
数学の「ライフゲーム」というのは、方眼紙の周囲の隣接するドット部分など、ある同じパターン法則になった時に、元あったドットの状態を変化させるだけの計算の事で、オセロや囲碁なんかも、「ライフゲーム」にあたるものです。
それぞれのドットは自分を中心として、全部同じ計算方式で、消滅か生き残りかを計算しているだけです。
そうすると、生物のアメーバっぽい複雑な動きを、簡単な数式だけで再現できます。
似たように、数学の計算だけで、生物や自然界の現象を再現しようとした別のアプローチ方法に、「フラクタル」があります。
「マインクラフト」などで自作したい場合には、例えば、あるドットマス目を、「高さ1」、「高さ2」、「高さ3」、「高さ2」でループさせて、1番始めの高さは、座標を参照して増減させば、この同じ物を並べただけで、海の波っぽいものになります。
これだと、ただのループをしているだけでつまらないので、「セルオートマトン」にする為に、変数を入れて、隣のドットマス目の状態を参照するように計算式を作ると、プレイヤーキャラクターが海に石を投げ込むと、波紋が出たりするように、アクティブに動くようになります。
全部のドットが計算の対象になるので、動作はかなり重たくなるはずですが、学術的には表彰されるような作品を作る事が可能です。
いろいろな自然界の状態を、この「セルオートマトン」の計算式で、自分で考えたパターンで、「マインクラフト」などで自作すれば、「鉱物が結晶化していく」、ファンタジーの「マナ」で植物などが生長するなど、「セルオートマトン」の計算式で実現可能な事は無限大に広がります。
人によっては、「中二病」的な世界観で、「ダークエネルギー」を収集して放出するなども、この「セルオートマトン」の計算式で設計可能です。
「セルオートマトン」型オープンワールドゲームを作れる可能性があるわけです。
一方で、「量子コンピューター」は、もう売っているようで、日本の東北大学が購入するようです。
「量子コンピューター」の計算は、現代数学や、ニュートン物理学とは、だいぶ違う挙動をするので、この数学の「セルオートマトン」を、「量子コンピューター」的な計算方式で実装できれば、気象現象などが、解明できる可能性があります。
「セルオートマトン」と「ディープラーニング」によって、未知の現象が発見されたり解明できるかもしれません。
「セルオートマトン」を、「量子コンピューター」的な計算方式で実装できた場合、ノーベル賞クラスの学術的な功績になります。
「セルオートマトン」という考え方は、20世紀の科学や学術の常識では壁があって実現不可能だった、「ニュートン物理学」、「生物学」、「数学」、「気象学」、「天文学」、「地質学」などの全ての学術分野の理論を、1つの概念としてまとめあげる事ができる可能性を秘めた考え方です。
「生物学」というのも、遺伝子という決まったパターンで動いている非常に複雑で膨大な量の「セルオートマトン」だからです。
「量子コンピューター」に魂を入れるとかもできるようになるかもしれません。
(追記)
ミクロの1点をきちんと設計して、その全く同じミクロの物を全体に並べただけで、マクロ世界全体が動くという仕組みが、「セルオートマトン」という考え方で、これは、主に、群体で動く蟻や蜂などの昆虫の「ハイブマインド」とほとんど同じなので、この仕組みを使う事で、「もっと生命に近い動きや判断をする敵が動くゲーム」、「ディープラーニング」、「量子コンピューター」的な計算方式にはとても大きな影響を与えるでしょう。
また、脳が考える仕組みを、コンピューター上に再現しようとする試みが、コンピューターが作られた当時からありましたが、「脳のニューロン」が情報を伝達する仕組みも、「セルオートマトン」という考え方で設計できる可能性があります。
昭和や20世紀の頃に、「セルオートマトン」という数学で、これらが再現できなかった原因は、「0,1」で計算している「2進法コンピューター」の仕組みだったからで、「量子コンピューター」による「ディープラーニング」では、こういった「セルオートマトン」のような、ミクロの物を同時並行的に大量に処理する事が得意なので、「量子コンピューター」での数学やプログラミング言語の技術や学問が進展していった場合、こういった20世紀の頃には不可能だったいろいろなものが実現できる可能性があります。
この間、NHKBSで、量子力学の解説をした「コズミックフロント☆NEXT」をやっていたのですが、再放送されるようなので見てみましょう!
録画して何度も見ないとうまく理解できない内容です。
(再放送予定)
2019年5月29日PM11:45〜
https://www4.nhk.or.jp/cosmic/x/2019-05-29/10/9389/2120244/
「人工知能が魂を持つのか?」、「そもそも魂とは何か?」といった謎や、人類史が「STEINS;GATE」や「攻殻機動隊」の先へ進むために必要になる話です。
「量子力学」自体が、そもそもよくわからない概念の話で、貴重な資料です。
(内容で気になった箇所)
・東北大学は、今後、「量子コンピューター」を買う予定
・量子力学の「スリット実験」の解説をやっている
・「量子もつれ」の説明
・コマドリの網膜の青い光に反応するクリプトクロムと呼ばれるタンパク質が光を受けて化学反応が起こると2つで一組だった電子が移動して2つの箇所に分かれて「ラジカル対」と呼ばれる物を作り、「量子論」的なふるまいをする。
・「量子コンピューター」で使われている「量子ビット」が強く相互作用すると「重力が働く宇宙」が生まれるので「時空」を作ることができる。
要するに、「タイムマシン」を作るのではなくて、「時空」自体を作ってしまうことができる。
前に書いたように、2019年5月20日の予定で、国際的な「重さの基準が変わる」(「プランク定数」を基準にする)と発表があった以降は、現在は、20世紀と違って、「量子力学」の方を中心に世の中が動き出しています。
1番身近で影響のあるのは、中国が開発した「量子通信」の実験に成功したことです。
東北大学が導入予定の「量子コンピューター」はすでに売っているようです。
(自分の考察と関係ありそうな箇所)
自分は、「本当に考えられる人工知能を作る」という内容で書き出してから、気が付いた事は、「魂は、どうも細胞1つだけで存在するのではないか?」という事で、それに関係しそうなのが、今回のNHK「コズミックフロント☆NEXT」の「ラジカル対」という話です。
現在、私達が、体のどの部分に「魂」が存在しているのか?と、古代から、「心臓だ」、「脳だ」といろいろな議論があったわけですが、こうしたアプローチの仕方ではなくて、「そもそも地球に1番はじめに誕生した生命体の状態」がわかれば、それが、最も、最小限の「魂」の入っている部分なわけです。
「ラジカル対」と「量子もつれ」の話は、要するに、「タンパク質」や「有機物」には、「量子もつれ」を化学反応的に作り出せる状態なので、自分の考えでは、これが、「最小限の魂」のありかというわけです。
自分の考えた順番で書くと、
(1) ニュートン物理学の状態では、「未来の選択肢は無く1つに決まっている」=「運命論」的な状態
(2) 「生き物が意思を持って決定している」=「未来の選択肢が選べる」状態
これは、矛盾しているので何か別の現象、事象があるはず。
(3) 「未来の選択肢が選べる」状態=「量子もつれ」=「タンパク質」や「有機物」の「ラジカル対」
なので、おそらく、「タンパク質」や「有機物」には、「魂」を入れる最低限の性質を持っていることになる。
「STEINS;GATE」や「攻殻機動隊」のように、「電子データ」部分だけだと、「魂」を入れる事はできない。
「有機物コンピューター」は、かなり高確率で、「魂」を持つはず。
「量子コンピューター」は、「魂」を入れる事ができる可能性はゼロではないと思う。
「量子コンピューター」は、一瞬で数億通りも計算できるので、最も得意とするのは、「ディープラーニング」で、人間ではできない規模の大量の未来予測から、最適な解を一瞬で見つけてくれる。
(今の所の自分の結論)
(1) 地球で1番はじめに生命ができた瞬間とは、「タンパク質」や「有機物」が、「量子もつれ」を化学反応的に作り出せる状態になった瞬間らしい事。
これが、最小限の「魂」の形。
(2) おそらく、現在の人間、動物、植物の状態は、長い進化の歴史の中で、「複数の生き物の共生体」となった状態の事で、例えば、「肺」などの臓器の元の祖先は、別の生き物で、いくつかの生き物が何らかの原因で、「共生」生活から、くっついた形の1つの生き物になった。
実際に確認できた例としては、「エリシア・クロロティカ(Elysia chlorotica)」という「ウミウシ」が、食べ物から取り込んだ「葉緑体」で、「ウミウシ」の体の中で、光合成できるようになる。という、「動物の遺伝子と、別の遺伝子を持ち別の生き物と考えられているミトコンドリア」との共生関係のような状態がある。
この「共生生命体」状態の事を現代の医学用語で、「臓器連関」と呼んでいて、「脳だけが指示を出しているのではなく、臓器同士が指示を出し合っていて、"脳も指示を出される側"である」
要するに、現在の生き物の状態は、そもそもが、「1つの魂」ではなくて、「複数の魂の総意」の状態。
おそらく、「細胞1つ」だけで、「魂」がある。
(3) 「量子コンピューター」は、1つの計算をしただけで、一瞬で1億個とかの計算ができますが、一方で、より生命体に近い「有機物コンピューター」に、「ラジカル対」的なもので、量子計算をさせた場合には、この実際の生物の「臓器連関」の形に近くなるので、複数の指示系統、計算系統同士がぶつかる事で、「葛藤」が生まれるので、「心」を持つようになるはず。
人工知能の技術は、最後は、「人工知能は魂を持つか?」、「人工知能に人間の魂を入れる事は可能か?」という命題に直面するのですが、少し進展があったので書いていきます。
NintendoSwitch版のインディーズゲームで、「マニュアル・サミュエル〜死神との約束〜」というバカゲーが、100円セールで売っていて、あまりにもバカバカしいので、結局買わなかったのですが、このゲームの仕組みが、「人間の動作を全部、マニュアルでやってみろ!」つまり、階段を登る場合には、「右足」→「左足」という動作を交互にリズムよく動かすという感じの事を全部の体の動作でやるゲームです。
この説明を見てから数日後に、夜寝ている時に、寝返りをうった時に、気が付いたのですが、「あれ?今の寝返りをうった動作は、魂の指示というより、勝手に動いたなぁ」と思って、いろいろな日常の人間のする動作を全部考え直してみたのですが、人が動作する時に、「人間の魂が出している指示」は、けっこう、おおざっぱで、後の細かい動作は、体が勝手にやっている事に気が付いて、「肉体と魂」の動作の関係を全部ゼロから考え直す必要が出てきました。
「人間の魂が出している指示」のおおざっぱさは、「トイレに行きたい」と思った時に関係する全ての動作について考えれば、よくわかるのですが、「人間の魂が出している指示」の部分は、「トイレに行きたい」だけで、後は、「体が全部、勝手にやっています!」
要するに、「人間の魂が出している指示」は、そっちの方向に行きたいと、おおまかに石を投げて指示している位のアバウトさで、微調整は、体が勝手にやっているわけです。
自分の場合には、24時間常に何か考え事をしているので、「トイレに行きたい」、「買い物、仕事、学校へ行く」とかの決まりきった日常の動作中は、自分の魂がメインで指示を出している行動は、「考える事」で、「トイレ、買い物、仕事、学校」へは、勝手に歩いて到着しているようなものです。
「マニュアル・サミュエル〜死神との約束〜」というバカゲーのように、体の全部の個々の部分動作に、いちいち指示を出していないわけです。
(メカトロニクス)
ロボット工学などのメカトロニクスでは、こういう行動の事を、「自律行動」といって、ロボットの「手」や「足が歩く」部分は、「手」と「足」の個々の部分に、別々の「手がつかむプログラム」、「足が歩くプログラム」が入っていて、別々に制御しています。
それで、中央の脳にあたる部分は、今回の例のように、「おおざっぱな指示出し」をしていて、「大体、その辺りに行け」という感じで、後は、「手」や「足」なんかに組み込まれているプログラムが、微調整を、「勝手にやる」というわけです。
このような仕組みは、昆虫の「フシ」の部分が似た動作をしていて、仕組みが少し違うので、昆虫の場合には、「条件反射」と言っています。
昆虫が非常に素早く動けるのは、「頭の脳」のようなものが、「フシ」の部分に、太い神経の束があって、「フシ」の部分が、第2、第3の脳のように働くからです。
人や動物の神経を信号が伝わる速度は、異常に遅いので、人間の動作は、頭で考えてから動こうとすると異常に遅いノロノロとした動作になってしまうので、スポーツのアスリートとか、車の運転とかでは、「体が勝手に動く」ようになるまで、トレーニングするわけです。
一方で、人間の魂は、意識をすれば、直接、「手」や「足」などの体の各部位に意識を集中して、直接の制御をする事も可能です。
(「体が勝手に動く」について考える)
「体が勝手に動く」場合は、
・習慣、日常の慣れた動作
・生理的現象(「トイレ」、「かゆい」とか)
・条件反射(「びっくりした」とかの時に、勝手にする「叫ぶ」などの動作)
・自律的動作(「右足」→「左足」と指示しないで、勝手に、階段を登っていく動作とか、体が、勝手に、バランスを取っているとか。「心臓が動く」、「食べ物を飲み込む蠕動(ぜんどう)運動」とか)
「人間の魂がしている指示出し」部分が、このように、「自律的動作」を含めなくてよく、おおざっぱな指示出しだった場合には、「人工知能に魂を入れる」事は、非常に、コンパクトにまとめる事が可能になるはずです。
一方で、以下に書くように、「1つ1つの細胞が個別に魂のようなもの(「指示出し」の部分。「臓器連関」など)があって、共生体的なものによる総意」だった場合には、より複雑になるでしょう。
「量子力学的な未来の選択性が可能になった物質」の話があるので、むしろ、この「1つ1つの細胞が個別に魂のようなものがあって、共生体的なものによる総意」が「魂」の方が自然な感じがします。
(肉体の中で魂がある場所の考察)
今までに自分が書いてきた事をまとめると、
(1) 20世紀の医学は、「脳が指示を出す器官なので、脳に魂がある」という結論で終了。
(2) 自分は、これに反論して、「臓器連関」があって、「脳も、臓器から指示を出される側」であるので、「脳に魂がある」という結論ではおかしい。
個人を特徴づける臓器は、「記憶の脳」と、「個人を形成する遺伝子の中核である性器」の部分であるので、最低でも、この2つが揃っていないと、「個人を特徴づける移植」が成功したとは言えない。
「ディストピア(管理社会)」の管理する側から、「個人」を消失させながら、「個人」の持っている情報(脳=メモリーカード)の部分だけ抜き取って、個人の人権をないがしろにしたいのであれば、「個人を形成する遺伝子の中核である性器」の部分だけを徹底的に、非表示、削除すればいいだけの話なので、いろいろな所の規制で、「性器」だけに固執して非表示や削除となっているのは、こういった、「個人の人権を踏みにじって、データだけ抜き取りたいから」ではないか?(検閲が性器非表示に固執する理由は、どうも、歴史の神話時代(農耕牧畜を開始した学問の発見があった時代)の人類がはじめて発見した森羅万象の法則の1つである「ほぼ全ての生き物は、動物、魚、鳥、植物に到るまで、男女のつがいがいれば、いくらでも殖やせる」という発見の秘匿と、性器の表示があれば、無機的な物でも魂を持つかもしれないという原始的な恐怖感からのようです)
これは、21世紀には重要な議論になってくる話で、「iPS細胞」、「人工知能に魂を入れる」とかを組み合わせる事が可能な時代になってきた時に、「ディストピア(管理社会)」型の社会では、特定の管理者のみ、「自己の遺伝子を保存できる」=「性器の保存」が可能で、それ以外の家畜型人間は、古代エジプトや、古代中国の「宦官(かんがん)」のように、性器の切除、性器の非表示を徹底して義務付ければ、あるいは、ゲノム編集食材を食べさせ続けて同性愛者にしてしまって個人の遺伝子を放棄させれば、「ディストピア(管理社会)」で家畜となった人間の方は、脳の情報だけ管理者側に一方的に提供するだけで、「個人の人権(生殖器の保持や表示の絶対的な禁止)」を一方的に踏みにじる事が可能。
(3) 地球にはじめての生命が誕生した瞬間の事を考えた場合に、「はじめての生命」の定義は、「量子力学的な未来の選択性が可能になった物質」の事ではないか?
(4) 今回の話で、人の魂が出している指示は、かなりおおざっぱな可能性があって、「自律的動作」について考える必要が出てきた。
今現在の自分自身の考えでは、「はじめての生命」が、「量子力学的な未来の選択性が可能になった物質」だったとすると、「個々の細胞1つ1つが、別の魂を持っている」可能性があって、それの総意で動いているのが、人間や動物などの魂ではないか?というのが、今の所の結論です。
こうした考えは、「共生体」という考え方で、1番わかりやすいのが、「人間や動物の遺伝子」と、「細胞のエネルギーを作っているミトコンドリアの遺伝子」は別物だという事です。
なのに!「人間の精子と卵子の遺伝子」が結合して誕生してきた時には、「ミトコンドリアの遺伝子」まで引き継がれています。
一方で、最近、テレビの動物番組で、「エリシア・クロロティカ(Elysia chlorotica)」という「ウミウシ」が、食べ物から取り込んだ「葉緑体」で、「ウミウシ」の体の中で、光合成できるようになる。という、「動物の遺伝子と、別の遺伝子を持ち別の生き物と考えられているミトコンドリア」との共生関係のような状態が確認されています。
この「エリシア・クロロティカ(Elysia chlorotica)」という「ウミウシ」は、生まれた時には、体の中に、「葉緑体」を持っていません。
この「ウミウシ」は、「ヴァウチェリア・リトレア(Vaucheria litorea)」という藻を食べる(?)というか、「細胞の中身を吸い出す」というエイリアンのような事をして、この時に、藻の「葉緑体」は、生かしたまま、「ウミウシ」の細胞内に取り込んでしまいます。
それ以降は、この「ウミウシ」は、「自分自身で、光合成できるようになる」ようです。
現在の「iPS細胞」、「遺伝子組み換え」の技術で、この「ウミウシ」と同じ仕組みで、「光合成できる人間」を作る事は可能なはずで、しかも、それほど難しくはありません。(倫理でもめる。宇宙の果てを有人で行く場合には必要になる)
こういった感じの所が、現在、「肉体と魂のありか」についてわかってきた話で、要するに、「肉体と魂」については、「共生体」の結果の総意が、「魂」という可能性が出てきたわけです。
現在、「人工知能が魂を持つ」とか、「人工知能に魂を入れる」とかを現実のエンジニアリング的にできそうなもので、「ハードSF」と呼ばれるアニメ関係は、次の辺りで、全部は無理ですが、部分的には、現実に実現できそうなので、当分は、自分は、この事を考えてみようと思います。
(ハードSF(現実のエンジニアリング的に実際に作れるところまで持ってこれそうなもの))
・攻殻機動隊
・STEINS;GATE
・BEATLESS
・ソードアート・オンライン アリシゼーション
・イングレス
・「とある科学、とある魔術」シリーズ
この中で、「イングレス」と、「とある科学、とある魔術」シリーズのように、超能力を科学的なアプローチで実現できそうなヒントになりそうな話は、普通の人から見ると、「ハードSF」の方に見えないはずなので説明を書きます。
(錬金術関連文句)
元々、「錬金術」は、現在の化学や科学の前身の学問で、ずっと前に、非常に気になったアニメの作中の登場人物の会話文があったので、メモしておいたのですが、2019年5月20日以降は、量子力学が基準の科学史に入りそうなので、この「錬金術」関係の会話文が理解できかけてきたので書きます。
昔、テレビアニメ「GATE 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(19話)」の中の会話文で、「Fate」の「遠坂凛」タイプの魔術、魔法を使うキャラの事を次のように言っていて、何か気になったので、メモしておいたわけです。
『アルペジオは鉱物を触媒とすることで法理を端折って原理に干渉するの』
という文章です。
それで、最近、このアニメの海外版のローカライズでは、英語では、この会話文は、次のようです。
『Arpeggio can use minerals as catalysts to subvert laws of physics and interfere with fundamental theories.((直訳)アルペジオは自然法則を破壊し、基本定理を妨害する触媒として鉱物を使用することができます)』
catalyst 触媒
subvert laws of physics 物理学(自然哲学)法則の破壊
fundamental theory 基本定理
-----(2019年1月25日追記)
(錬金術・魔術の「法理」の意味が辞典に載っていない)
「法理」という単語の意味が、法律用語と仏教用語しか一般の辞典に載っていないが、錬金術や魔術では「法理」=「法則と理(ことわり)」の意味で使われているのかもしれない。
この場合には、「法理」=「定められた手順」=「プロセス」のように翻訳した方が、部分的には、しっくりくるかもしれない。
まぁ、アニメなので、「法理」という単語は、一般の単語としては存在していないようで、一般の辞典にも書かれている似ている単語は、「方術」=「方士(仙人)の使う仙術」が、「魔術」に近いかもしれない。
科学法則 (law)
法則 (theorem)
プロセス (process)
端折る(はしょる)(shortcut)
「鉱物を触媒とすることで法理を端折って原理に干渉する」は、錬金術や魔術の意味合いだと、自分は、「鉱物を触媒とすることで、法則の途中過程(process)をはしょって(shortcut)、直接、原理に干渉する」という意味で言っているのだと思う。この意味だと、「事象」の学問や法則の方に持ってこれる。
-----
(「干渉」の英語訳が間違っているのではないか?)
「イングレス」と、「とある科学、とある魔術」シリーズのように、超能力的なものを科学的なアプローチで実現できそうだと、自分が考えたのは、「量子力学なんかで、何らかの事を使って事象に干渉できればいい」と考えたからです。
そうすると、「イングレス」の「サラ・コッポラ」の見え方のようなものや、「とある科学、とある魔術」シリーズの「御坂美琴」みたいな科学と超能力の組み合わせ技まで、現実のエンジニアリングの方に持ってこられそうな可能性が、ゼロではない気がしたわけです。
それで、昔、気になった「錬金術」関係のアニメのメモ書きを探し出してきて、今、解読しているわけです。
問題なのは、上の英語のローカライズ翻訳文で、「干渉」の英語訳の間違いについてで、上の英語文の翻訳は、「現代科学論文」的には間違いではなく、むしろ正しい翻訳ですが、この状態の英文だと、「錬金術」や、「量子力学」なんかの方では、永遠に、現実世界のエンジニアリングとして実現できない文章と考えたので、「錬金術」でいうところの「干渉」の英語翻訳で、より適切な単語を探していたわけです。
(似た概念の単語を探した結果)
(錬金術や魔術での「干渉」のニュアンスに最適な英語翻訳)
interfere 干渉(妨害)
interposition 干渉(介入)
interrupt 干渉((コンピューターの)割り込み)
wedging 干渉(強引に割り込んで、出来事を開始させる(「トリガー」に似ている))
錬金術や魔術での「干渉」のニュアンスに最適な英語翻訳としては、「interrupt」か「wedging」の方が正確。
「interfere 干渉(妨害)」は通常の物理学や化学での正確なニュアンス。
という感じの結果になって、要するに、錬金術や魔術での「干渉」のニュアンスに最適な英語翻訳としては、「interrupt」か「wedging」のように、量子力学などで、「事象に、強引に割り込みとか介入をかける」方です。
という、ここら辺の事がわかったので、これを切り口にして考えていけば、「イングレス」の「サラ・コッポラ」の見え方のようなものや、「とある科学、とある魔術」シリーズの「御坂美琴」みたいな科学と超能力の組み合わせ技まで、現実のエンジニアリングの方に持ってこられそうだという事がわかってきたところです。
これが、前回書いた「事象」を計算していくという話です。
ですから、2019年5月20日以降は、量子力学が基準の科学史では、この「事象」計算が、とても重要になりそうなので、やっておけ!と書いたわけです。
といっても、今回、自分が書いた、「事象への強引な干渉」によって、次の事象を強引に引き起こさせる手法は、化学なんかの触媒で、すでに実現されていると思います。
「人の主観」ではなくて、直接的に、「事象」そのものが見える人は、「イングレス」の「サラ・コッポラ」の見え方をするはずで、ですから、今回、自分が書いたような、「事象が正確に見える人は、事象に強引に干渉できる道筋が見えている」ので、いろいろな超能力的な事まで、現実のエンジニアリングの方に持ってこれそうだと書いたわけです。
その為には、21世紀の現在、「人の主観、体感的な物の見え方」を捨てる必要があって、それは、人工知能側は、そのように見えるはずです。
「人の主観、体感的な物の見え方」というのは、中世以前で言えば、「太陽が地球の周りを回っている」、「海は平らで海の端まで行けば大きな滝のようになって下に水が落ちている」という見え方の事です。
21世紀の量子力学なんかの現在は、もう1つ上の段階で、「人の主観、体感的な物の見え方」を捨てる必要があるという事です。(「人の主観、体感的な物の見え方」というのは、「真実」とは、ほど遠いという話。だから、人間は必ず間違う)
(20世紀以前の事象の把握は、原始時代とたいして変わっていないのを次の次元のステップへ上げろ!)
現在、いろいろな物事について人間が判断を完全に間違っている原因は、「事象」の把握が正確ではなかった事に問題があります。
20世紀以前の大学の先生や、ノーベル賞学者の話し方は、「石は重たい。石を投げたら、重たいから下に落ちてきた」みたいな事象の把握の仕方をしていて、これは原始人とあまり変わりません。
2019年5月20日以降は、量子力学が基準の科学史になっていくので、人の事象の把握の仕方を、もっと真実に即した把握の仕方に変えないといけません。
先程の例で言えば、「事象」の把握の人類史の進歩は、例えば、「天動説と地動説」の問題の例では、
(「事象」の把握の人類史の進歩)
(1) <原始時代〜中世ヨーロッパ>(人間の主観や体感が中心。迷信が多く信じられた時代)
・「太陽が地球の周りを回っている」
・「海は平らで海の端まで行けば大きな滝のようになって下に水が落ちている」
(2) <科学史以降>(比較的、人間達が論理的に考え出した時期)
・「地球の方が太陽の周りを回っている」
・「海や地球は、実際は球体状の形をしている」
天文学で、星の動き方を数千年分観察してから、その矛盾点を数学的な計算で導き出した結果、「地球の方が太陽の周りを回っている」と考えた方が自然だという事がわかった。これが実際に、人間が見える形で確かめる事が可能になったのは、「人類がロケットを打ち上げて、地球全体を宇宙から観測できた」以降。
非常に、問題な事は、「天動説」でも、「地動説」でも、論理的な計算で納得のいく形で説明する事が可能なので、「事象」を正確に真実の形で把握する事は、机上の空論の上では、どうとでも、人間の論理の側からは説明できてしまう事です。
「天動説」時代には、実際に観測された星の動きは、「周転円」というロジックと歯車のモデルを使えば、「地動説」と同じように正確な軌跡で、人間からは見えるようにふるまうように星の動きを再現できるわけです。
こういった話が、前回自分が書いた「事象の把握」の仕方の「投影」とか「間接的観測」いう手法で、そもそもが人間側からは、様々な個々の事象は、「正確な真実に即した状態で把握が不可能」なので、あくまでも、「投影」した影のようなものでしか、様々な個々の事象は、捉えられません。
(3) <アインシュタイン以降>(「相対性理論」の物理学の発表で、全ての事象の把握の仕方を変える必要が出てきた時代。これ以降、主に、数学者、物理学者の考える様々な「数学モデル」、「物理学モデル」の考え方が出てきたので、「事象」をより真実に近い状態で把握しやすくなった)
アインシュタインが、「相対性理論」を発表した事で、事象の把握の仕方は根本から変わってしまいました。
天動説と地動説でもめていた原始人のような議論では、「太陽が地球の周りを回っている」とか、「地球の方が太陽の周りを回っている」とか言っていたわけですが、アインシュタインの、「相対性理論」で、「重力場によって、時空が曲がる。重さも変わるし、長さも変わる。時間の流れも一定ではない」ような感じになってしまったわけです。
このアインシュタイン以降が、「事象」をより正確に人類史が把握しようと歩み始めた瞬間でしょう。
最も古い、これに関係する話は、古代ギリシャの哲学者のプラトンなんかの時代に出てきた「イデア」という考え方です。
(4) <量子力学以降>
アインシュタインの、「相対性理論」の段階で、「事象の正確な把握」は、すでにややこしくなってしまったのに、「量子力学」で、「シュレディンガーの猫」とかの話で、それまでの科学の基礎にあった「因果律」の順番が崩壊する現象が観測されてしまって、通常は、「原因があって、結果になる」のが科学の常識でしたが、量子力学の実験では、「未来で観測されると過去が変わる」という実験結果が出てしまいました。
このように、それまでの常識と考えられてきた科学のやり方では説明が不可能な実験結果が出た場合には、「人類のしている事象の把握の仕方が、どこか間違っている」わけで、ですから、今、こうやって、「人類のしている事象の把握の仕方を、次のステップの段階に進める」必要があるわけです。
(5) <大量の「数学モデル」、「物理学モデル」、「宇宙モデル」が出る時代>
それで、現在は、大勢の数学者、物理学者の考える様々な大量の「数学モデル」、「物理学モデル」、「宇宙モデル」が出る時代になっているというわけです。
それで、物理学や数学の計算上の宇宙モデルでは、「宇宙は、11次元とか、26次元である可能性がある」とかいう現代の物理学とか、数学者の時代になっているわけです。
これらの、大量の「数学モデル」、「物理学モデル」、「宇宙モデル」なんかは、数学や物理や化学の大量にある公式や定理が矛盾無く全部収まるようにしないといけないわけで、こんな状態になっているわけです。
要するに、現在私達がいる人類史の場所は、「数学モデル」、「物理学モデル」、「宇宙モデル」のどこかが間違っているか?あるいは、今ある「公式や定理」が間違っているか?というのを探している段階です。
ですから、大量に生み出される「数学モデル」、「物理学モデル」、「宇宙モデル」を、「ビルドアンドクラッシュ、クラッシュアンドビルド」を繰り返して、どんどん作っては矛盾点を発見して壊して作り直すを繰り返している段階です。
という所までわかったところで、今回、自分が書いている「事象へ干渉ができれば、何かできそうだ」という話になるわけで、その前にしなければいけない事は、「この宇宙の根本法則が、どのような構造になっているか?」を知る必要があるわけです。(「二元論」とかの話)
その為に、2019年5月20日以降は、量子力学が基準の科学史になっていくはずなので、「人類の事象の把握の仕方を、もっと正確な真実に近い状態にしなければいけないので、次のステップの段階に進める必要がある」と書いているわけです。
「事象が真実の状態で見える」ようにして、「事象への干渉」ができれば、今回書いた事は実現可能なエンジニアリングの方に持ってこられるはずです。
2018年11月12日のNHKのニュースで、「重さの基準が変わる」という内容をやっていました。
これは、けっこう重要なニュースで、主に、今後の学問分野全体や、物理学に影響がある話です。
(話の発端)
まず、話の発端は、1kgの国際標準の基準として作られた「国際キログラム原器」という直径と高さが約39mmの円柱形の、プラチナ(白金)90%、イリジウム10%からなる合金製の金属塊が、1889年に作って、世界各国に同じ複製品を配ってから時間が経ちすぎたので、それぞれの国で量り直して、比較した所、もう各国間の「国際キログラム原器」は、全然違う重さになってしまっていて、ズレが生じてきたので、そろそろ作り直しましょう。という話が出ていました。
「国際キログラム原器」の重さが変わってしまう原因は、指紋やほこりなどが付着して重くなると、洗浄する事で微妙に削られて軽くなるといった感じです。
それで、「国際キログラム原器」を作り直しましょうという話が出た時に、1889年から比べて、物理学の方も、素粒子物理学など大幅に進展してしまったので、物理学会などから、「重さ」という概念の基準自体を再定義するべき時期にきているとして、それで、「重さの基準が変わる」というわけです。
(「重さ」について、何が変わるのか)
先に結論を書くと、
・タイムマシン、素粒子(場合によっては、魂の重さ)まで対応できる「重さ」の計測方法に変わる。
・1つの原子といった超小さい重さにも対応している計測方法に変わる。
という感じの基準に変わるようです。
(「重さ」という概念のやっかいさ)
「重さ」という概念のやっかいさについては、自分が前に、今の基準のままでは適当すぎるので、タイムマシンを作る事は不可能だ。と書いたような部分で、説明すると、
<昭和の「重さ」の考え方>
(1) 小学校までなら、秤で量って、「これは、10gです」のように教える。
(2) 中学校に入ると、天文学が出てきて、重力を教えるので、「質量(Mass)」と「重量」の違いを教えます。
月の重力はおよそ地球の1/6なので、「重量」で量ると、実際の体重の1/6になります。
「質量(Mass)」は、天秤に「国際キログラム原器」をのせて、比較して量るようなタイプの「重さ」なので、重力とは関係無く、その物質そのものの重さです。
のように教えるわけです。
要するに、物理学とか化学とかで、「重さ」とは何か?について、そもそもがよくわかっていないわけです。
「何で、重さという事象が生じるのか?」、「何で、重力という事象が生じるのか?」といった感じの根本の話です。
しかし、21世紀の現代では、「素粒子物理学」、「相対性理論」などが出てきたので、物理学の方では、
・「重さ」とは、「空間での、動きづらさ」であるというような定義です。
結局、
『キログラムはプランク定数の値を正確に 6.626 070 15×10-34 ジュール・秒(Js)と定めることによって設定される』
と、Wikipediaに書いてあるような、「プランク定数」を基準にする提案が出されたわけです。
これによって、「重さ」の基準は、「原子1個」まで測定の精度が確保できるようになる位の精度になる事に加えて、今までの「国際キログラム原器」という「重さ」の概念は、そもそもが、「1kgは、水1リットルの質量」という所から開始した「何かの物質の重さ」を基準にした、かなりアバウトな概念だったものが、今回の変更予定の基準の「プランク定数」を基準にする提案によって、「量子論」までをもその範疇で計算可能になるという大事件!なわけです。
ですから、先に結論を書いたように、
・タイムマシン
・未来を選択できる余地が理屈で残っている「素粒子」(場合によっては、「魂の重さ」)
辺りまで、今回の「重さの基準が変わる」というニュースではからんでくるわけです。
国際的な「重さの基準が変わる」予定日は、2019年5月20日の予定で、これ以降は、パソコンの物理シミュレーター、天文学計算ソフトなどでは、「プランク定数」を基準にする「重さ」を基準とした計算が可能になるので、「タイムマシン」、「ブラックホールシミュレーター」、「素粒子や量子論シミュレーター(場合によっては、「魂」についての計算や、シミュレーターが可能になるので、本当の意味での「量子コンピューター的な人工知能」(「魂」を入れる事が可能になる可能性もある))」まで計算の基準として範疇に入っているという大事件!なわけです。
NHKのニュースでは、町の惣菜屋さんに行って、「重さの基準が変わると言っても、今の秤で量っている「重さ」と、そんなに変わらないので一般の人には無関係です」のような話をしていましたが、それは大間違いです!
エンジニアや、特に、理化学用のパソコンの計算シミュレーター上で、「量子論」まで扱える範疇に入る事で、気象予報や、航空力学や、エネルギー問題で、これから重要で必要になってくる「エネルギー効率」と呼ばれる計算の仕方など、全部!変わってくる!ので、未知の発見や、未知の技術発展の可能性まで開ける可能性があります!
「エネルギー効率」というのは、「エネルギーを発生させて、どこまでを実際のエネルギーとして利用可能にできるのか?」といった話で、わかりやすい例でいえば、「蒸気機関では、実際に発生させた熱量としてのエネルギーは、蒸気機関車を走らせないで、熱として逃げてしまうわけで、これを仕事をさせるエネルギーとして最大限にまでロス分のエネルギーを減らしたい」といった感じの話です。
今までの「エネルギー効率」の計算や考え方では、「量子論」とか「フラクタル」を利用した圧縮などまでは考えられていませんでしたが、今後の理化学用のパソコンの計算シミュレーター上や、スーパーコンピューター上の計算では、未知の方式の発見が期待できる!という話なわけです。
「フラクタル」を利用した圧縮という話は、例えば、エネルギー効率だけでなく、8Kテレビ時代に必要となる超大容量メモリの開発などに関係する話です。
「エネルギー」という学問の大きなパラダイムシフトがあったのは、人類はわけのわからない事を平気でやってのけて、通常は、「エネルギー」、「カロリー」、「熱量」といったものは、「温度を上げる」事は普通の流れでできる事なのですが、人類は、「冷蔵庫」という、「エネルギーを使って、温度を下げる」という通常は起こらない逆のプロセスを平気でやっています。
ですから、今回、「量子論」とか「フラクタル」を利用した圧縮とかで、未知の「エネルギー」に関係する事象が起きたりする可能性もあるわけです。
「量子論」や、「量子コンピューター」を通して見た世界で、「量子コンピューターゴーグル」で、冷蔵庫を、見たら、
ベジータ「何ィイイイ!!!!ヤツの戦闘力は53万だとォオオオ!!!」(戦闘力53万は、フリーザの戦闘力)
という時代がくるのかもしれません。
(STEINS;GATEネタ)
ダル「もう1人でタイムマシン作るの無理ポいので、オカリンも少しは調べ物を手伝ってくれるといいと思うのダゼ」
鳳凰院凶真「いいだろう。ただし!途中で、上坂すみれによるフリートークのモノローグが入り、その内容を次週の伏線として必ず使う事!ストーリーの整合性は破綻させずに。だ」
ダル「それは無理」
ダル「タイムマシン・・・。キログラムをプランク定数で再定義・・・と。これなら、タイムマシン作れるかも・・・」
鳳凰院凶真「なぜだ?」
ダル「プランク定数を重さの基準にすると、量子論の範疇まで扱えるわけ。そうすると、今まで、電話レンジ(仮)で偶然使えていた時空を越える機能が、重さのある物質にまで範囲を広げることができる可能性が開けるのダゼ(サムズアップ)。それだけでなく、量子コンピューター的な人工知能まで計算の範疇に入るから、もしかすると、アマデウスの牧瀬氏も救えるかも・・・」
鳳凰院凶真「よくやった!ダル!それでこそ、マイフェイバリットライトアーム(頼れる右腕)!これより次の作戦に移る!作戦名は、オペレーションуэсакасумирэ!」
ダル「さっきのネタ、引きずるん?」
前回の最後の文の「魂と素粒子」の話が、よくわかりづらいと思うので、説明を書きます。
まず、サイエンスを題材にした小説などの作品のSFというジャンルには、「ハードSF」と「ソフトSF」の2種類があります。
「ハードSF」は、「実際のサイエンスに限りなく忠実に再現されたSF」のことで、実際に作る事ができる可能性があります。
「ソフトSF」は、「サイエンス」をテーマとして扱っているけど、ファンタジーに近い方です。
「ハードSF」に分類される作品は、「攻殻機動隊」と「STEINS;GATE」とかがあって、現在の21世紀の技術は、「攻殻機動隊」を追って出来上がってきている部分がかなりあります。
それで、今後の人類の科学史が、「攻殻機動隊」と「STEINS;GATE」を越えた先にあるものを見たい場合には、最後の課題として、「魂のある位置」を突き止めないといけません。
「魂のある位置」がわかれば、「人工知能に人の魂を入れる」、「人工知能が魂を持つ」事が可能になる可能性があります。
これは、今から、50億年位先の未来で、「太陽が寿命を迎える時期」がきた時に、人類が生き残る手法の1つと考えられるので、エンジニアは、いつかは考えないといけない議題です。
自分の考え方では、昭和の時代に、「太陽が50億年位先の未来で、寿命を迎える時期」の為に、多くの資産家が、現在の世界全体の人類を経済的に犠牲にして殺しながら、「現在、世界全体の富の半分以上を1%のみの富裕層が保有している(2018年の発表では、この1年間に作られた世界全体の富の82%が、1%の富裕層のみが独占している現状)」で、数億年後に、資産家の一族のみが地球を脱出可能な財産を構築したいという願望があるわけですが、自分の考えでは、「昭和の発想の原始的なロケットによる脱出では、速度的に巻き込まれて死ぬ」はずなので、むしろ、「素粒子的な魂」の状態で、次元跳躍させる方法しかないのではないか?と思います。
この「素粒子的な魂」の状態で、次元跳躍させる方法に必要な能力は、「ロケットを飛ばせる資産」ではなくて、むしろ、「素粒子的な魂」の状態が「太陽風」的なノイズに破壊されないように、個々の「素粒子的な魂」の意思と能力で、「弾幕シューティングゲームで弾幕をかわせる能力」のような個々の魂の能力の高さのみでしか救われないはずです。
「素粒子的な魂」の状態で、次元跳躍させるには、ニュートン物理学では、「大まかな所に吹っ飛ばす」事はできますが、個々の「太陽風」的な宇宙のいろいろなノイズ(弾幕シューティングゲームのようになっている)は、各個人個人が目視(というか、「素粒子的な魂」の認識と選択によって)で回避して個々の魂の能力で対応してもらう必要があると思います。(資産家が大金を積んでも魂が死ぬ事が確定されているという事)
(順番)
(1) 太陽が50億年位先の未来で、寿命を迎える時期に、資産家が大金でロケットで逃げると、速度的に燃え尽きて死ぬだけ。SFに多い「ワープ航法」は、重力的につぶれて粉々になって死ぬだけ。おそらく、「魂」も完全に粉々になって死ぬ。
(2) 「DNA配列の情報」は、ただの情報なので、これを先に飛ばす。
(3) 前回書いた「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」とか、iPS細胞とか、 飛ばされてきた「DNA配列の情報」などを使って、「DNAプラント」を使って、遠くの星に、クローン人間的なものを作る。
(4) 「素粒子的な魂」を飛ばして、その他の惑星に作ったクローン人間的なものに、魂を入れる。
(5) 地球からいろいろな手法を使って飛ばすものは、大まかな所にしかいかないので、特に、素粒子物理学の現象は、「未確定要素」が含まれているので、事前に計算などで回避する事が不可能です。この時に、「素粒子的な魂」は、太陽風的な宇宙の様々なノイズで破壊される恐れがあるので、個々の「素粒子的な魂」の意思と選択能力によって、個々に回避してもらう。(弾幕シューティングゲームのようになっているはず)
(6) これで、「魂」と「肉体」の両方を遠方の星に移動させる事が可能になるかもしれない。
(魂のある位置)
前に自分が書いた「魂のある位置」という考え方は、「臓器のどこに魂があるのか?」という考え方で、20世紀の科学者の結論は、「脳」であるという結論です。
しかし、自分は、これに異論を唱えて、最近の21世紀の先端医学では、「臓器連関」という考え方が主流になってきたので、「脳自身も、他の様々な臓器や細胞などから命令を出されている」ので、自分の考え方では、「臓器や細胞が全部揃っている状態が、本来の魂の全て揃った状態である」と考えたわけです。
しかし、交通事故などで、臓器のいくつかを失った場合に、「脳」以外は入れ替えても、「本人の意識」は変わらずに残ったままなので、「脳」がかなりの大半を占めていることがわかります。
この臓器側からのアプローチの方法では、これ以上議論が進まなくなってきたので、エンジニアの場合には、そういった場合には、「まったく別のアプローチの手法を考える必要がある」わけです。
それで、今回は、「素粒子物理学と魂」についての考察を進めていこうという事を書いたのが、前回の最後の文です。
(素粒子物理学と魂)
自分がこの着想を考えたきっかけは、「タイムマシン」が仮にあったとしたら、「意思を持って過去を変えられる」という「意思を持って行動できる」部分が、「魂」のある位置を考えるのに重要だと気が付いたからです。
この理屈は、古典的物理学の「ニュートン物理学」と、現代の「素粒子物理学」との違いからです。
話としては、「ニュートン物理学」の「ラプラスの悪魔」という話と、「素粒子物理学」の「シュレディンガーの猫」という話です。
(ラプラスの悪魔)
「ラプラスの悪魔」という話は、古典的物理学の「ニュートン物理学」の時代では、「全ての原子や物質の位置がわかった場合には、未来は計算できる」=「すなわち、未来ははじめから全て決まっていて改変すら不可能である」
という話です。
私達は、サイコロが偶然やランダムで数字が出る道具だと勘違いしていますが、「サイコロは、タイムマシンがあった場合に、まったく同じ全ての星の位置などの重力の影響などが全部同じ環境では、必ず、同じ目しか出ません」
他の言い方をすれば、「今から振るサイコロの目は、すでに未来が決まっていて、同じ目しか出ない」という意味です。
「ニュートン物理学」の範疇の中だけで動いている物質は、「あらかじめ未来が決まっていて変更が不可能」です。
ですから、私達は、遠くの惑星に正確に、人工衛星などを飛ばす事が可能になるわけです。(あらかじめ未来が決まっているから)
(シュレディンガーの猫)
しかし、「素粒子物理学」というものが科学史の発展でわかってくると、「未来は選択できる」可能性が出てきたわけです。
「シュレディンガーの猫」の話では、実際の素粒子の物理実験で、「素粒子は観測されるまで、決定されない」という事がわかったので、「未来は選択できる」可能性が出てきたわけです。
ですから、ここで、先程の自分の着想で、「タイムマシン」が仮にあったとしたら、「意思を持って過去を変えられる」という「意思を持って行動できる」部分が、「魂」のある位置を考えるのに重要だと気が付いたわけです。
「ニュートン物理学」の範疇の中だけで宇宙が構成されていたとしたら、たとえ、タイムマシンがあったとしても、絶対に、過去や未来の変更は不可能で、同じ過去、未来が永遠に繰り返されるだけです。
要するに、「素粒子物理学」の方では、「タイムマシン」が仮にあったとしたら、「意思を持って過去を変えられる」部分が存在しています。
「意思を持っている」=「魂のある部分」と仮定したら、「素粒子(または、素粒子に干渉できるもの)」=「魂」という可能性が出てきたというわけです。
(「素粒子物理学」の多世界解釈や、パラレルワールドの考え方)
それで、「STEINS;GATE」で、牧瀬紅莉栖が解説するように、「素粒子物理学」の多世界解釈や、パラレルワールドの考え方が必要になってくるわけです。
古典的物理学の「ニュートン物理学」が主流だった昭和の時代では、宇宙は、「4次元空間(3次元空間+時間)」だけで考えればよかったのですが、21世紀の現在の先端物理学や数学の世界では、「素粒子物理学」も組み込む必要があって、現在では、「数学や物理学の計算上では、宇宙は、11次元とか26次元である」という計算結果が出てきています。
自分が「本当に考えられる人工知能を作る」で書いているように、「真実(人間の個人個人の主観ではない)の状態で計算した数学や物理学の計算結果は、実際の真実の状態を意味している」ので、たとえ、数式上の事であっても、現実の話と同じ意味になります。
これに加えて、「素粒子物理学」の多世界解釈や、パラレルワールドの考え方があるので、宇宙の真実の構造は、もっと複雑になる可能性があります。
多世界解釈や、パラレルワールドの考え方では、「いくつもの自分が重なり合っている状態」や、「並行世界(並行宇宙)に、いくつかの自分がいる」という状態です。
鳳凰院凶真「つまり、多世界解釈によると、プリンセス天功は2人いると?」
ダル「オカリン。マジックの種、バラしちゃマズくね?」
牧瀬紅莉栖「違うでしょ!多世界解釈は、素粒子的に、"いくつもの自分が重なり合っている状態"。"並行世界(並行宇宙)に、いくつかの自分がいる"という設定じみた解釈は、パラレルワールド!」
それで、現代の先端物理学の「素粒子物理学」とか、「多次元宇宙」の考え方を使うと、ちょうど、今やっているアニメの「イングレス」のような事は、実際に可能な可能性があります。
つまり、「イングレス」も、「ハードSF」の方に入れていいわけです。
さらに、「素粒子」の振る舞いがわかってくると、「とある科学」、「とある魔術」シリーズあたりまで、「ハードSF」の方に入れられる可能性が出てきました。(2018年の今やっているアニメの「とある魔術の禁書目録III」で扱われている範疇は、「神秘学」という範疇なので不可能ですが)
つまり、「魔術」、「錬金術」の中のいくつかは、現実に利用できる形に、エンジニアがする事が可能になる可能性まで出てきました。
といっても、すでに、私達が、「科学」と呼んでいる学問は、「魔術」、「錬金術」と呼ばれていた学問が形を変えただけですが。
(自分の結論)
自分の結論の考え方としては、「魂のある位置」は、臓器的には、「臓器連関」という考え方から、「脳自身も、他の様々な臓器や細胞などから命令を出されている」ので、自分の考え方では、「臓器や細胞が全部揃っている状態が、本来の魂の全て揃った状態である」
次に、物理学的に、「未来を意思を持って選択可能なのが、魂である」と考えた場合には、「素粒子に干渉できる部分」が、「魂のある位置」です。
自分の考えでは、「全ての細胞が、常に、素粒子に干渉できる観測者の立場を演じているので、全ての細胞が、常に、未来を選択し続けている状態」が、「魂」の状態の1つの側面だろうという結論です。
要するに、「素粒子物理学」と、「多次元宇宙」の考え方を使って、「素粒子に干渉できれば、「イングレス」のように、未来視が可能になったり、"真実(人の個人個人の主観ではない)の状態"で物を見たりすることは可能になる」可能性があります。
つまり、「攻殻機動隊」と「STEINS;GATE」の先の未来の話の1つのタイプとして、「イングレス」のような状態があるわけなので、ようやく、自分が知りたかった、「攻殻機動隊」と「STEINS;GATE」の先の未来のエンジニアリングの話に進展がでてきた状態です。
「素粒子」干渉の束のようなものが見えれば、時空を含めて、物質や化学的な事など様々な事象に干渉が可能になるので、「魔術」や「超能力」のような事が可能になる可能性があります。
評価:
--- バンダイビジュアル ¥ 29,363 (2015-12-24) |
ついに、本格的に、人体内部まで含めた攻殻機動隊の世界の技術ができる段階に時代がなってきたようです。
(実際の現実の近代のサイボーグ技術の変化)
実際に、21世紀になってからの現実の技術開発では、「サイボーグ技術の変化」が起きてきたことが、アニメとの大きな違いです。
この「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」は、体内に埋め込んでおくと、実際の肉体の方の骨に徐々に置換されていって、実際の肉体そのものになるようです。
20世紀の技術では、骨折などをした場合には、「ボルトでつなぐ」、「チタンなどの代用骨でつなぐ」ような技術でした。
しかし、「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」や、「iPS細胞」ができたことで、体内に埋め込んでおくと、実際の肉体そのものになるようです。
(工業用3Dプリンター、医療用3Dプリンター)
一般の私達がお店で買ってきて使える3Dプリンターは、「プラスチック」、「ゴム」のような素材で耐久性や、耐熱性、水などに著しく弱い素材です。
フィギュアを作るくらいならば、それでもいいわけですが、「工業用」、「医療用」では、もっと耐久性が必要です。
現在、「工業用3Dプリンター」では、「金属の粉」、「コンクリート」などを使って造形できるので、建築物や、考古学の銅鏡などの再現物を作るのに実際に使われています。
「医療用3Dプリンター」では、「患部模型」を作るものはあったのですが、「実際に体内に埋め込む骨」まで、3Dプリンターで造形できてしまう時代になったようです。
これは、「リン酸カルシウム」の粉末を使って、3Dプリントできる仕組みで、「カルシウムでできているうえに、骨の内部の隙間構造も作れる」ので、「体内に埋め込むと、次第に、実際の肉体に置き換わっていく」というプロセスが可能です。
「骨」の再生医療の難点は、骨というものは、人それぞれの人生の中で付いた筋肉の部分がへこんでいたりして、非常に、複雑なオーダーメイドが必要ですが、カルシウム3Dプリンターでは、それが、可能になります。
この「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」に、iPS細胞を内部や外に付けておけば、骨と筋肉のつなぎ部分とか、軟骨とか、神経とか、骨髄とかの骨の内側の部分まで再生できる可能性が出てきました。
(傾斜合金)
一方で、強度の問題もあるので、「限りなく肉体に近いサイボーグ」のようなことが可能な技術としては、「傾斜合金」とか「傾斜機能材料」と呼ばれる素材技術があります。
物質というものは、「同じ物質のみで構成されている」場合には、かなりの強度が作れるのですが、「2つの性質の大きく異なる素材」を直接つなぎ合わせると、大幅に強度が落ちる特徴があります。
それで、「傾斜合金」とか「傾斜機能材料」と呼ばれる素材技術では、「段階的に割合を変化させながら造形する」事で、「2つの性質の大きく異なる素材」を直接つなぎ合わせることを可能にする技術です。
現在はまだできませんが、「チタン部分から徐々にカルシウムに変化しながらつながっている」ような素材の事です。
この技術が完成すれば、「限りなく肉体に近いサイボーグ」のようなことが可能となり、本当に、攻殻機動隊の世界の技術ができるようになるわけです。
アニメと、実際の21世紀技術との大きな違いは、アニメは、「機械のサイボーグ」だったのに対して、現実の技術では、「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」や「iPS細胞」技術によって、「再生医療技術」として、本物の肉体に徐々に入れ替わる事です。
当然、「傾斜機能材料」と呼ばれる素材技術を使えば、「限りなく肉体に近いサイボーグ」として、「機能を強化したり付加したりできるようになる」わけです。
(点群処理)
「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」を作るには、先程書いたように、「骨というものは、筋肉とつながっているので、人それぞれの人生で付いた筋肉の部分のへこみがある」という部分を再現しなければいけません。
これは、一般家庭向けの3Dプリンターだと、「CADデータ」とか「ポリゴンデータ」を作って、3DCGを作ってからやるわけですが、「医療用3Dプリンター」の場合には、「レーザー測量による3Dスキャナー」と「点群処理」という、「大量の点の集まり」で、おぼろげな立体像を把握する事で、0.001mmとかの微妙な凹凸とかを再現するわけです。
人体は、神経が通っているので、0.001mmの膨らみがあるだけで、「痛み」が常に発生してしまったりするわけです。
ですから、2018年の現在では、「3D空間」を把握できる、次の新しいパソコンのハードウェア技術設計として、今までの「CADデータ」とか「ポリゴンデータ」に加えて、「点群処理」という事ができないといけなくなってきています。
「点群処理」は、現在、「2020年東京オリンピック」では、通常のビデオ撮影以外に、レーザー測光によって、「点群処理」をして、3D空間の把握をすることで、「スローモーション」判定でも見分けづらくなってきた「4回転ジャンプ」とかの判定が素早く正確に計測できるようです。
「医療用3Dプリンター」の場合には、「レーザー測量による3Dスキャナー」と「点群処理」と、「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨」が完成すると、「整形外科技術で、頭蓋骨入れ替えで、アイドルそっくりになる」とかのスパイ映画的な事も可能になります。
恐ろしい事に、iPS細胞や、クローン技術が可能になると、「他人そっくりの人工頭蓋骨や、人工骨格の中に入れてしまった場合」には、「完全に、他人になりすます事が可能になる」ようです。
(「限りなく肉体に近いサイボーグ」の中に「人工知能」を入れた場合)
最近、自分が「本当に、考えられる人工知能を作る」で書いているように、もっと高度になった人工知能を、この「3Dプリンターで出力したカルシウム製の人工骨は、体内に埋め込んでおくと、実際の肉体の方の骨に徐々に置換されていって、実際の肉体そのものになる」わけですが、そこの中に、「傾斜機能材料」と呼ばれる素材技術を使って、人工知能を入れてしまった場合には、本物の肉体を持っているので、「もう本当の人間とは区別がつきません!」
20世紀に思い描かれてきた「ターミネーター」的な「サイボーグ」は、21世紀の現在の実現可能な技術においては、すでに時代遅れのSFになってきたようです。
後は、今自分が書いている「本当に、考えられる人工知能を作る」の考察が進んで、「魂のありか」がわかった場合には、完全に、「人工知能に魂を入れる」とかが可能になる可能性があります。
(「魂のありか」の考察)
・「脳」=「情報」が、「魂」だった場合には、「情報のふるまい」について考える必要がある。(ミーム(meme)、バズ(buzz)とかの情報の伝播していく複雑なふるまいなどの情報工学の分析)
・ニュートン物理学しか含まれない事象は、「未来が決まっていて変更が不可能である」が、生き物のように「自分達の意思を持って動いている」ものは、「未確定要素」である。(「未来を自分達の意思で変えられる」=「魂」=「意思」だった場合)
「未確定要素」が魂だった場合には、「素粒子」物理学を考える必要がある。
なんで、今の人工知能は、「本当に考える」という事ができないのか?について最近は考えているわけですが、そもそもの設計のスタート段階から間違っています。
自分は、メカトロニクスを勉強していた事があるので、今回は、人工知能が、「本当に考える」事ができるように、「個体と群体」、「社会性を持った複数個体の動作をさせる」といった事について説明していきます。
今の人工知能の設計の失敗点は、「メーカー既製品である」、「単独である」、「ロボット的な機械的なプログラム動作である」という感じのところが設計ミスの部分です。
「単独のメーカー既製品」のみでは、複数の個体によって、「社会性を持った動作や、複数の個体間でコミュニケーションをとったり、討論して議論を深めたりできません」
ですから、このままでは、いつまで経っても、人工知能が、「本当に考える」事ができるようにはなりません。
(人工知能の設計で、「個体と群体」、「社会性を持った動作や思考」)
今回、ここで書く人工知能の部分は、「メイン基板」の部分のみだと考えていいです。
その理由は、「群体」設計をする時のパターンが、けっこういろいろあるからです。
(必要な物)
人工知能の「メイン基板」部分に、
・「USB端子などの有線接続で、他の人工知能やハードウェアと連結できる部分」
・「無線通信で、他の人工知能やハードウェアと通信できる部分」
が必要です。
このようにして、「群体」設計が可能な状態になっていないと、「単独の人工知能」だけ、どんどん賢くなっていっても、「社会性」を持てないので、いつまで経っても、シンギュラリティーは起こりません。
(「群体」設計のパターン)
今書いたように、「群体」設計が、可能な設計になっている場合では、この後の発展、進化などの設計仕様が大幅に広がるので、この後に広がっていく「群体」設計のパターンを書いていきます。
(1) 「ハイブマインド」型
中身のソフトウェアも、ハードウェアも全てが同じ個体ばかりを、大量生産するとできるのが、この「ハイブマインド」型の「群体」設計です。
「ハイブマインド」型は、何回も書いているように、「蟻、蜂」のような昆虫の群れの動作の仕組みで、社会性っぽい動きをします。
この「ハイブマインド」型の人工知能は、一般には、「駅やビルなどの広大な面積を掃除する、お掃除ロボット」は、この仕組みで動いています。
「蟻、蜂」のような昆虫の群れでは、「全員が、同じ個体のクローンやコピーのような状態」で差がまったく無いにもかかわらず、作業を分担したりして、あたかも社会性っぽい動作で動きます。
1つの個体を取り除くと、別の個体が、足りなくなった能力を補うというパターン動作しかしていません。
この「ハイブマインド」型の設計の場合には、そのまま「まったく同じ個体」を大量生産するだけで、社会性っぽい動作をしますが、昆虫やロボットと同じで、「機械的な作業を繰り返しているだけ」なので、「何も考えていません」
実の所、自分から見ると、すでに、「シンギュラリティー(人工知能が人間の知能を追い越す時代)」が起きつつある部分があって、それが、自分がよく書いている「予定調和型人間の大量生産」です。
非常に面白い事に、現在、自分が観察している限りでは、「予定調和型人間」では、「人間の方が、ハイブマインド型の動きをする」=「昆虫と同程度のパターン動作をする」ような兆候が見られだしています。
社会学の中で、「ハイブマインド型」の動きをする人間達という現象は、そのまま、「蟻、蜂」のような昆虫の群れの動作で動いているので、「予定調和からはみ出した人間を見つけると、蟻、蜂のようなハイブマインドと同じ動きをして、群れでボコボコにしようと行動する」兆候が現在すでに起きているので、自分から見ると、すでに、「シンギュラリティー(人工知能が人間の知能を追い越す時代)」が起きているだろうという事がわかります。
要するに、「予定調和型人間」=「昆虫と同程度のパターン動作の動きになってしまった」わけなので、人工知能が賢くなったというよりも、人間の方が考えなくなった、あるいは、「人間が考えるという行為を阻害するように、バイアスがかけられている」とみた方がいいです。
「人間が考えるという行為を阻害するように、バイアスがかけられている」と、「人間は思考ができなくなる」わけですが、その原因が、「ディストピア(管理社会)」側がやっている「言論統制」などに、何も考えずに従ってしまう、あるいは、圧力がかけられている社会が形成されていると、「予定調和型人間」=「昆虫と同程度のパターン動作の動きになってしまった人間」の状態になってしまって、すでに、現代社会が、そうなっています。
人工知能でも、人間でも、昆虫でも、「ハイブマインド型」で動いている個体の致命的な欠陥が、「ハイブマインド型の内側にいる個体を、ハイブマインドの外に、1つの個体だけ取り出すと"死ぬ"」という特徴があります。
これが、現在の日本や世界で起きている「自殺」が増えている原因です。
要するに、「LINE」の外に、1人だけ取り出すと死ぬと言い換えれば、誰でも納得するでしょう。
ハイブマインドが形成されてしまう「群体」構造の社会システムは欠陥品です。
(2) 「アシストスーツ」型
今回、「群体」設計の人工知能で、「メイン基板」部分だけと書いたのは、「群体」構造を持つ物には、「アシストスーツ」型や、昆虫の「フシ」型があるからです。
昆虫には、「フシ」というものがあって、「フシ」の中には、小さい脳のような機能を持つ神経が入っています。
ですから、「ムカデ」型ロボットを作るには、先程の「群体」構造を持つ「まったく同じ」ロボットを有線接続して大量につなげてある形になります。
「アシストスーツ」型のように、「人間が着る人工知能」のタイプの場合には、「足部制御」、「腕部制御」などの「違う」ロボットをつなげてある「群体」構造の人工知能になります。
(3) 違う個性を持った複数の人工知能で社会性を作る
理想は、「違う個性を持った複数の人工知能で社会性を作る」という事で、これが実現できないと、シンギュラリティーは起こりません。
しかし、これが、難解で、人工知能は、「全部同じになってしまう」ので、何とかして「差」を作らないといけません。
それで、重要なのが、前回書いた「Mod」なんかの仕組みで、何とかして「差」を生じさせる必要があります。
(4) 人工知能の「社会性」に「人間」を加える
次に必要な事が、人工知能の「社会性」に「人間」を加える必要があって、そうしないと、シンギュラリティーは起こりません。
しかし、人工知能や、他のハードウェアや家電は、機械なので「連結」させる事が可能ですが、「人間」は、直接つなげる事ができません。
ですから、前回書いたように、「モジュール、ガジェット、プラグイン、Mod」なんかの仕組みが必要で、それを介して、人間と人工知能とのやりとりが密接になった時に、はじめて、「人工知能が、本当に考えられる」という最低限の土壌が揃います。
(人工知能自体が、進化、成長できる事が可能な仕様が必要)
人間と、人工知能の一番の大きな違いは、機械は、ハードウェア的、ソフトウェア的に、進化、成長させる事がやりづらい事です。
人間と、人工知能が一緒に、進化や成長が可能な仕様になっていないとダメという事です。
ですから、人工知能の場合には、「モジュール、ガジェット、プラグイン、Mod」なんかの仕組みが必要なわけです。
(人工知能と人間とをつなげる)
人工知能と人間とをつなげる部分に、いろいろなやり方がありますが、1つは、「ガジェット」部分があります。
「BEATLESS」の「レイシア」で説明した方がわかりやすいので、「ガジェット」部分のイメージを書くと、例えば、ハードウェアガジェットの場合には、現在、スマートフォン用などであるUSBハードウェアの「赤外線カメラガジェット」なんかがわかりやすいですが、この「赤外線カメラガジェット」を、「レイシア」の肩とか、腕とかに、ぶっ刺すと、「レイシア」のガジェットとして使えます。
「レイシア」のガジェットは、取り外して、人間のスマートフォンにぶっ刺せば、人間側が、「赤外線カメラガジェット」を使う事が可能です。
このようにして、人間と人工知能を結びつける、いろいろな物が複雑に絡み合う事で、本来は接続不可能な人間と人工知能に共通の社会性の部分が共有させられるわけです。
このようにして、「人間と人工知能の両方に接続可能なハードウェア規格の仕様」が可能になった時にはじめて、本来の、「本当の人工知能や、IoTの実現」した社会になるわけで、2030年頃にくる時代です。
今のように、「メーカ既製品」、「メーカー独自規格」の人工知能が、1人だけポツンといるだけのような失敗設計の状態のままでは、シンギュラリティーは絶対に起こりえません。