この間、テレビのVtuber番組の「ガリベンガー」で紹介されていたのが、「零式人機」と呼ばれる汎用ヒト型重機ロボットで、次のホームページで詳細がわかる。
というより、上の動画を見た方がわかりやすい。
(人機一体×JR西日本×日本信号 汎用ヒト型重機「零式人機」と「人機操作機」の詳細情報を公開)
https://robotstart.info/2022/03/17/jinki-detailed-information.html
(JR西日本、人型重機ロボット公開 2024年春実用化目指す 高所作業も安全に)
https://raillab.jp/news/article/27256
事実上、「本当のガンダム」といってよく、現実世界で活躍できる実際に使えるロボットです。
仕事の内容は、主に、「JR西日本」の高架作業用ロボットで、2024年から運用開始予定なので、今後、町中で動いている所を見るのが普通の日常になってくる可能性も高い。
これにより、2024年以降、本当の宇宙時代に突入できるようになった。
(宇宙空間での作業の概念)
宇宙時代には、地上の常識とは大幅に概念ごと違ってきます。
まず、
・宇宙空間では、無重力なので、「重さ、大きさ」の概念や制約がかなり無くなる。
一方で、宇宙空間での仕事は、隕石やスペースデブリなどのけっこうサイズの大きい物を相手にする仕事が多くなる。
(宇宙時代の重さの概念)
(キログラム(kg:質量のSI単位)の定義が2019年5月20日に130年ぶりに改定されました)
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/keiryo/policy/newkgdifinition190520.html
前に記事で少し書いた事があるが、「2019年5月20日に、重さの定義変更があった」のですが、内容は、
・「昔は、キログラム原器という精密に作られた高さ、直径が約39mmの円柱形の形状をした白金・イリジウム合金製の分銅だった」ものを国際的な重さの基準にしていた。
・2019年5月20日に、重さの定義変更を行い、それ以降は、「プランク定数を基準に重さを決める」
という内容です。
わかりづらいので、簡単に説明すると、「古い時代には、精密に作られた分銅の「おもり」を基準にしていた原始的な手法だった」が、「2019年5月20日の重さの定義変更以降は、"物質の動きづらさ"を重さの基準にした」という意味です。
自分は、当時の記事に、「これにより、宇宙時代の開始が可能になり、タイムマシンも作れるようになる学問上の"重さ"に関する概念の問題はクリアーされた」という説明を書いた。
(具体的な説明)
これだけだと、まだよく理解できないはずなので、もう少し具体的に説明します。
<古い時代の「分銅」方式の重さの概念>
昭和などの古い時代の「宇宙空間と重さ」の概念は、「アポロ月面着陸」に強い影響を受けていたので、「月の重力は地球の6分の1になるんだよ」と習った。
そうすると、月面で生活した場合には、学校生活の身体検査のように体重を量ると、60Kgの人は、10Kgになってしまう。とか、ややこしい問題も出てくるので、「分銅方式を重さの基準として使う事にした」わけです。
「分銅と天秤」を使う方式では、地球で60Kgの人も、月で量っても、60Kgで量れる。
こういったように、「重力が変わっても、同じ値の基準の重さの事」を「質量」と別の呼び方で言うようになったわけです。
<「プランク定数」が基準の重さ("物質の動きづらさ"を重さの基準にした)>
一方で、今回の、「2019年5月20日の重さの定義変更以降は、"物質の動きづらさ"を重さの基準にした」という内容の意味は、では、
・「無重力の位置で、人の体重を量った場合、どうなるのか?」
という話で、「分銅と天秤」を使う方式では、重力が無いので量れない。(実際には、おそらく、「分銅を人に紐で付けておいて、人を回転させて、その回転速度を測れば、たぶん重さは量れるが」)
宇宙空間で、無重力状態の時に、「人が宇宙ステーションに触ると、人の方が動く」、「人がスプーンに触ると、スプーンの方が動く」という現象が起こるので、この「重さ」の概念の事を、「"物質の動きづらさ"を重さの基準にした「プランク定数」を使った重さの量り方」という事になるのです。
<宇宙メカトロニクスやエンジニアリング>
この「重さ」の概念の量り方の基準の違いは、「宇宙メカトロニクスやエンジニアリング」では非常に重要になってくる。
宇宙メカトロニクスやエンジニアリングでは、「トルク」、「モーメント」などといって、この「重さ」の概念の量り方の基準の違いは、かなり問題になります。
例えば、
・質量60Kgの力を受け止めるとか、回転方向に力がかかるとか、バネのサスペンションで受け止めるとかの計算をするのに、「月面だと、10Kgの重さになっている」ように見えるが、実際には、「"物質の動きづらさ"を重さの基準にした「プランク定数」を使った重さの量り方」なので、やっぱり、「60kg」の負荷がかかっている。
とかのような感じになる。
ですから、今回の、「2019年5月20日の重さの定義変更以降は、"物質の動きづらさ"を重さの基準にした」という内容の意味は、「宇宙時代が開始可能になった」、「タイムマシンも作れるようになる学問上の"重さ"に関する概念の問題はクリアーされた」というように、自分は表現したわけです。
このように、「宇宙空間では、物と物との間の重さの差」だけが非常に重要になってくるので、それで、自分は、「2024年に、零式人機が実用化予定」というニュースを見て、「宇宙時代が本格的に実用可能になった」と書いたわけです。
「宇宙空間で邪魔なスペースデブリを取り除ける」には、本当の実用の意味で、「ガンダムのような巨大サイズのロボットが必要になります」
そうでないと、「無重力空間では、触った側の体重が軽いと、自分の側だけ反動でクルクル回るだけ」なのです。
(宇宙時代の「速度」の概念の違い)
「宇宙時代の重さの概念の違い」と同様に、「宇宙時代の速さの概念の違い」も似たような特徴があって、
・「宇宙空間では、物と物との間の速さの差」だけが、特に重要になります。
これを、「相対速度(relative velocity)」と言います。
((学研キッズ)地球はどのくらいの速さで自転しているの?時速約1700km)
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/kagaku110/science0289/
(子供向けのパナソニックのサイエンス講座「地球のふしぎ」、地球の公転速度)
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/pks/library/009earth/earth009.html
『地球は、太陽のまわりをまわっている。これを公転といい、1年かけてひとまわりしているよ。この地球は進む早さは、どのくらいだと思う?
なんと、1秒間におよそ30kmもの早さで進んでいるんだ。すごいスピードだよね』
と書いてあるように、「今、ベッドの上で、ぐっすりと眠っているあなたは、止まっていると感じているのに、秒速30kmの速度で、すっ飛んでいる状態」なのに、「止まっている」としか感じていない。
不思議な事に、重力というものは、「地面に接していない空中の物に対しても、慣性の法則は適用される」ようで、「地球は、秒速30kmの速度で太陽のまわりを公転しているのに、部屋の中の空気は、秒速30kmの暴風は吹き荒れておらず、空気まで止まっている」状態です。
ただっ広い宇宙空間で、「時速1億キロ」で動いていたとしても、宇宙空間では、「止まっている」状態と体感でもあまり意味が変わらない。
「速い」と感じる体感の瞬間は、「速度変化が起きた瞬間だけ」なので、「アクセルを踏んだ時。ブレーキをかけた時」だけ、宇宙空間では「速さ」を感じる。
宇宙時代の「速度」の概念の違いで、最も重要になってくるのは、「自分とぶつかる可能性のある対象物が出てきた時」だけなので、その「速度」の概念を、「相対速度(relative velocity)」と言って、例えば、「探査機はやぶさ」が、時速120kmで動いていて、探査対象の小惑星が、時速115kmで動いていれば、考える必要がある速度は、「相対速度時速5km」だし、衝突の衝撃も、この分量しかない。
こんな感じで、「宇宙時代には、重さも速さも概念の根本から常識的に全部違う」所から、宇宙時代はスタートします。
本気の機能性素材を使ったコスプレや21世紀標準の衣装や未来の服はどのようになるのか?について考えていきます。
きっかけは、次の「本気の人が乗れるタチコマコスプレ」動画です。
<タチコマコスプレ>
(人が乗れて走る「攻殻機動隊」タチコマコスプレ(タイヤ走行。アームはワイヤー操作))
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2110/21/news050.html
(自分の足を使うが、気合いの「攻殻機動隊」タチコマコスプレ)
<タチコマ人工知能>
(1/8タチコマ人工知能搭載(動く、しゃべる、サーバーで並列化する人工知能搭載、スマホにタチコマカメラ映像を送る))
「人が乗れて走る「攻殻機動隊」タチコマコスプレ」という動画記事があって、「ああ、大人になったら自分のお金の100万とかは自由に使っていいんだな」と考えを変えるようになった。
今は、こんな感じで、「コスプレ」よりも、「現実的に機能性の高いコスプレ」まで作れるようになったようです。
本気の素材感までこだわった「エヴァンゲリオン、アスカ、ラバースーツコスプレ」というのがあって、本当に、リアルでプラグスーツを作ると、「ラバースーツ」や「ラテックス生地」というのになるようで、「ラバースーツ」や「ラテックス生地」は、きちんと人体のラインに沿って成形しないといけないので、カスタマイズ成形製品として、1点物なので、48万円もするし、太ったりすると着れなくなったりするし、「ラバースーツ」は、体のラインがそのまま出るので、本当に、スタイルのいい人しか着れない。
(エヴァンゲリオン、アスカ、ラバースーツコスプレ)
https://www.pinterest.jp/pin/489766528206460200/
(エヴァンゲリオン、アスカ、ラバースーツコスプレ製品(ラバースーツ、ラテックスコスプレ))
https://www.jpzentai.com/japan-product-12568.html
ただ、見た目だけリアルだと、こういった「ラバースーツ」素材になるが、自分が思うには、「もっと21世紀の現実がきた」わけなので、「機能性が現実的に高いコスプレ」の方に自分の興味はいった。
<「機能性が現実的に高いコスプレ」を作るには、どうすればいいのか>
「機能性が現実的に高いコスプレ」を作るには、どうすればいいのか?を考えた所、「エヴァンゲリオン、アスカ、ラバースーツコスプレ」のように、「機能性素材」というのを使うと作れるようです。
(「機能性素材」の例)
(1) ラテックス(latex)
「ラテックススーツ」というのは、「体にピッタリとくっつくような、非常に、伸びるゴム製品」の事で、「エヴァンゲリオンのプラグスーツ」、「攻殻機動隊の草薙素子」、「バットマンのキャットウーマン」とかに、非常に、そっくりになる。
基本的に、「通気性の無いゴム風船で皮膚全体を覆う」に近いので、皮膚呼吸できなくなるので、あまり、現実的な機能性衣服とはならない。
一方で、部分的な、「非常に、伸びるゴムパーツ」として、コスプレやいろいろな自作の何かに、「ラテックス(latex)」を、自作コスプレに利用したい場合には、「100円均一(ダイソー)の手首用、足首用サポーター(素材:ラテックス)」と書いてある製品が、「ラテックス素材のゴムバンド」として安く使える。
「ラテックス(latex)」は、サポーター向けのバンドには優秀だが、「非常に、伸びるゴムパーツ」なので、物をきちんと固定するのには向いていない。
また「ラテックスアレルギー」が出る人がいるので、注意して採用しないといけない素材。
ちなみに、「ラテックスインク」という状態にできるので、普通のインクでは定着しない箇所に印刷したりできるので、おそらく、等身大フィギュアの目とかの印刷に使えるインク素材に成り得る。
(2) EVAシート(エチレン酢酸系ビニル系(EVA)シート)
「EVAシート」は、「非常に高耐久性の弾力性が高い素材」で、
・弾力性、柔軟性が非常に高い
・防水性
・耐衝撃性
・耐寒性
・耐候性(天候に耐える)
・耐紫外線
・無毒性
・着色可能
とかのように、非常に、実用性の高い機能性素材。
簡易で安くお試しで、「EVAシート」を、コスプレや日曜大工に使ってみたい人は、
・「EVAシート(100円均一(ダイソー))」(薄いシートの硬めのスポンジのような素材)
もあるが、
・「EVAタイル、ジョイントマット(45cm x 45cm x 8mm)(100円均一(ダイソー))」という、ジグソーパズルのように、くっつけられる床に敷くプニプニしたタイルが、非常に、機能性素材として安く使えていい。
いわゆる、「お風呂マット」、「子供部屋用のプレイルームマット」だと思っていい。
もし、この「EVAタイル、ジョイントマット(45cm x 45cm x 8mm)」を、3枚重ねにして、野球のキャッチャーの胴につけるボードとして使った場合には、全力の野球ボールが当たっても、全く痛くないはずで、もの凄い衝撃吸収能力を誇る。
(3) TPE(Thermoplastic Elastomers)(熱可塑性エラストマー)
「TPE(Thermoplastic Elastomers)(熱可塑性エラストマー)」は、メーカーによっては、「シリコンゴム」と言われる事もある、プニプニした素材。
安いが、「熱に物凄く弱い」ので、「耐摩耗性」は、摩擦時の熱であまり持たない。
独特の、プニプニ感は、「プニプニしたフィギュア」なんかが作れそうだが、通常、人型だと「ラブドール」という大型のエロ製品になる。
昭和時代の昔は、「ラブドール」は死体のようで気持ち悪かったが、「3DCGモデリング」や、「3Dスキャナー」、「3Dプリンター」のある21世紀の現代で、本気で、「ラブドール」を作ったら、「MZR Coco」という製品のように、「滅茶苦茶可愛くてかっこいいラブドール」なんかが、現在は、けっこうある。
どちらかというと、「ラブドール」というよりも、「可愛くてかっこいいマネキン」として本気で自分も欲しい感じで、今は、「3DCGモデリング」技術の向上で、そのように、「ネットでインスタグラムとかで、自分の作ったコスプレを着せる代役として、ラブドールを買う」ような人も増えている。
基本的に、鉄骨の骨組みが入っていて、若干、ポーズを変えられるようになっているので、重さが、36kgと書いてあるので、「台車無しで自宅で移動させる事は、ほぼ不可能」なので、いろいろな場所に座らせたりするのを自力でやるには、「米俵を抱える」位の体力や筋力が無いと無理。
「3DCGモデリング」技術時代の本気製作の「ラブドール」を見てしまったら、「等身大フィギュア」のおかしい造形で超高額なものには戻れなくなる。
「等身大フィギュア」は、50万円〜100万円もするが、「ラブドール」は、20万円位からある。
(滅茶苦茶可愛くてかっこいいラブドール MZR Coco)
https://kingdoll.jp/collections/mzr-doll/products/mzr-doll-160cm-tpe-1c#
「TPE(Thermoplastic Elastomers)(熱可塑性エラストマー)」がどんな素材なのか?安くお試しで使いたいならば、
・100円均一の「耐震ゲル(防災グッズ)」、「ストレッチゴム(スポーツコーナーのプニプニしたエキスパンダー)」、「プニプニ靴底インソール」、「足裏保護パッド」、「スクイーズ(子供向けおもちゃ売り場にある、プニプニした握ってストレス解消をするグッズ)」など、けっこう、いろいろな製品に使われている。
(4) 超軟質ウレタン造形用樹脂
3Dプリンターなどで、「型(金型と同様に、型の出来の善し悪しで全てが決まるので、いらない微細な凹凸まで消さないといけない)」を作って、自力で、液体を反応させて、好きな形の「プニプニ素材」を作りたいならば、「超軟質ウレタン造形用樹脂」という素材の「人肌のゲル(株式会社エクシールコーポレーション)」という製品が売っている。
魔改造した、フィギュアに使われる。
基本的に、「液体を反応させる」タイプは、換気をきちんと行わないと毒性のある気体などが発生した場合に、非常に危険になるので、今回の記事のように、「本気で、機能性素材を使って、コスプレや日曜大工の何かに使いたい」場合には、プロと同様の安全管理に注意を払わないと危険です。
(人肌のゲル(株式会社エクシールコーポレーション)の使い方)
https://www.1999.co.jp/erumaer/m918.html
(5) ネオプレン
「ネオプレン」は、スキューバダイビングのダイバースーツ、ウェットスーツの素材の機能性素材。
・油・オイル耐性
・撥水性
・柔軟、伸縮性
・耐熱性
・耐圧性
・耐ソルベント(solvent)(耐薬品性、耐溶剤性)
・オゾン耐性
・耐候性
・スキューバダイビングのように水中で長時間使用できるが、一方で、非常に緩やかな通気性もある素材。
という感じで、「宇宙服」とかを作るのによさそう。
基本的に、いろいろな物体は、「水溶性」や「油溶性」の特徴を持つので、「水に強いと油に弱い」などになってしまうが、「ネオプレン」は、様々な耐性が高い機能性素材なので、軍用スーツとかで採用される。
(6) 生物模倣素材(バイオミメティクス(biomimetics))
「生物模倣素材(バイオミメティクス(biomimetics))」というのは、生物のいろいろな部位を電子顕微鏡などで観察、解析して、それをマネた構造を人力で作り出す事で、いろいろな生き物の持つ特性を素材の特徴として獲得してしまうという発想の機能性素材の事です。
現在では、「生物模倣素材(バイオミメティクス(biomimetics))」のよく日常で使われている製品は、「マジックテープ」で、昆虫の足などが、物に勝手に引っかかる顕微鏡写真の構造をマネて作られた。
「生物模倣素材(バイオミメティクス(biomimetics))」は、発展段階なので、今後、どのような素材が作られていくのかは未知数です。
<本気の機能性素材衣服を作るには、何を考えればいいのか>
「本気の機能性素材衣服を作るには、何を考えればいいのか」については、「宇宙服を作る」とか、「空飛ぶジェットスーツの耐衝撃性能の高いスーツを作る」ような話になってくる。
(空飛ぶジェットスーツ、山岳救助向けテスト飛行実験に成功)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20201001-1362935/
現在、主に、イギリスでは、「空飛ぶジェットスーツ」の本格的な採用試験を行っており、この間、イギリスのニュースでは、「2時間かかる登山の救難を、3分で現場まで到着を行えた」そうです。
現在、「人が乗れるドローン」、「空飛ぶ車」の開発も盛んになっているが、大事になってくるのは、自分が、今回記事で書いているような、「耐衝撃性の強い衣服」の開発です。
(「空飛ぶジェットスーツ」、「人が乗れるドローン」、「空飛ぶ車」の開発がなぜ?盛んになっているのか)
「空飛ぶジェットスーツ」、「人が乗れるドローン」、「空飛ぶ車」の開発がなぜ?盛んになっているのか?というと、「5G電波網」が完成する事で、4G時代とは違って、「地球上を電波で覆う事が可能となる」ので、こういった、山岳部や海上救助活動を迅速に行える、「空飛ぶジェットスーツ」、「人が乗れるドローン」、「空飛ぶ車」を作る事が現実のインフラとして可能になる時代が来るからです。
<本気の「宇宙服を作る」には、何を考えればいいのか?>
(宇宙空間では既存の「速度」の概念が消失して根本から変わる)
宇宙空間では、「速度」の考え方は消失します。
「基準点」が無くなるからです。
宇宙空間では、絶対的な基準点が存在しないので、「時速1億キロ」の速度で移動していたとしても、無重力空間では、本人だけならば、「止まっている」のと同じです。
こういうのを、「相対速度」と言って、「2つの観測者がいないと、速度は、存在していないのと、あまり変わらない」状況になります。
わかりやすいのが、次の説明です。
(子供向けのパナソニックのサイエンス講座「地球のふしぎ」)
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/pks/library/009earth/earth009.html
『地球は、太陽のまわりをまわっている。これを公転といい、1年かけてひとまわりしているよ。この地球は進む早さは、どのくらいだと思う?
なんと、1秒間におよそ30kmもの早さで進んでいるんだ。すごいスピードだよね』
と書いてあるように、「今、ベッドの上で、ぐっすりと眠っているあなたは、止まっていると感じているのに、秒速30kmの速度で、すっ飛んでいる状態」なのに、「止まっている」としか感じていない。
不思議な事に、重力というものは、「地面に接していない空中の物に対しても、慣性の法則は適用される」ようで、「地球は、秒速30kmの速度で太陽のまわりを公転しているのに、部屋の中の空気は、秒速30kmの暴風は吹き荒れておらず、空気まで止まっている」状態です。
こんな感じで、宇宙空間では、さらに、「絶対的な基準点が存在しない」ので、「時速1億キロ」の速度で移動していたとしても、無重力空間では、本人だけならば、「止まっている」のと同じようにしか体感できません。
体感で、「速い」と感じるのは、「加速度がかかった時だけ」です。
この宇宙空間では、さらに、「絶対的な基準点が存在しない」ので、「時速1億キロ」の速度で移動していたとしても、無重力空間では、本人だけならば、「止まっている」のと同じようにしか体感できない状況下で、唯一の例外が発生する事態が、「他の観測点が発生した時」で、要するに、「2つの観測点が発生すると、ぶつかる事を想定しなければいけなくなるので、やっと、この段階で、速度という概念が発生する」
それまでは、「時速1億キロ」の速度で移動していたとしても、無重力空間では、本人だけならば、「止まっている」のと同じようにしか体感できません。
だから、「宇宙空間では、「止まっているしか感じられない」状態から、突然発生する逆側の事象の、「2つの物体が現れてぶつかる場面が発生した」時には、「耐衝撃性能」の計算をしなければいけなくなる。
だから、宇宙服では、「耐衝撃性能」を最も考えなければいけないわけです。
今回、自分が書いたような機能性素材を的確に使って先端開発を行えば、「宇宙服」、「空飛ぶジェットスーツ」、「人が乗れるドローン」、「空飛ぶ車」で必要になってくる「機能性素材衣服」という21世紀の標準の衣服を開発する事ができます。
日本の国土交通省が、「PLATEAU(プラトー)」という日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクトを開始しました。
主な目的は、地下を含めた3D都市マップを作成する事で、津波浸水や首都圏直下型大地震時などのシミュレーターをしやすくする目的です。
オープンデータなので、誰でも自由に利用する事ができます。
現状では、「動作が異常に遅いGoogleストリートビュー」のようなもので開発中です。
「Googleストリートビュー」との違いは、3Dマップが、防災用に使う事を目的としているので、「Googleストリートビュー」よりも正確です。
このオープンデータワールドで、「3Dマップのビルを使ったVR技術を使ったプロジェクションマッピング実験」とかに利用していいのか?は不明ですが、国の事業なので、「地域復興の為に、北海道で、初音ミクVRプロジェクションマッピングとして利用したり、VR空間ライブを行う」といった内容は、申請すれば通る可能性もゼロではないでしょう。
(国土交通省、PLATEAU(プラトー))
https://www.mlit.go.jp/plateau/app/
実際には、こういった事は、2050年を目安に日本の内閣府が、日本の技術到達目標を掲げている「ムーンショット計画」の一環で、非常に長いプランです。
(内閣府、ムーンショット計画)
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.html
内閣府の「ムーンショット計画」というのは、日本の技術到達目標として、
・「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」
・2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
・2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
と書いてあるわけですが、現在の段階では、「ムーンショット」と書いてある意味は、「月面移住」の意味はまったく含まれていないわけですが、数百年先の目標の意味も込めて、あえて、「ムーンショット」というネーミングにしているようです。
これは、「トランスヒューマニズム」=「人間の身体能力の制限を突破する技術革新」目標の事で、陰謀論の方で炎上している。
陰謀論とは違って現実の方は、もっと地味な意味で使っていて、現在実際に行われている技術としては、
・土砂崩れ現場で2次災害で建設機械操縦者が死亡したりする事を避けるために、遠隔操作でショベルカーの操作ができる。
運転手は、ちょうど、運転免許センターの車の運転シミュレーターのような、「現実の建設機械の操縦レバーと同じ物がついていて、画面も運転席とそっくりな位置についていて、現場カメラの様子を写しているようなVR操縦席のようなものが会社にあって、現場に行かなくても操縦できる」という装置はすでに完成している。(空間の制約を解除している)
・身体障害者や交通事故で身動きが取れない人が、学校に「遠隔コントロールロボットカメラ」で登校する。
・アフリカのように、インフラの整っていない地域では、現在、「村のPCR検査で収集した物を、ドローンに載せて病院や検査キャンプまで飛ばしている」(インフラの制約を解除している。今までは、インフラを構築できた都市国家でしかできなかった事が、インフラの構築なしでも実現可能になる)
・イギリスの海軍では、ジェットエンジンで人が飛べるスーツを使って、迅速に船から船に飛び移って、救助したり救援物資を届ける訓練をしている。
・山で遭難した人に、ドローンで最短ルートを使って、食料や救急キットなどを運搬する。
とか、そんな感じの意味で国は使っています。
最終的には、「攻殻機動隊」のような「トランスヒューマニズム」の実現を目指すかもしれませんが、ずっと先でしょう。
ヨーロッパやアメリカの方の「トランスヒューマニズム」の実験では、「腕に極小マイクロチップを埋め込む事で、駅のゲートとか自動販売機購入など様々な場所で素通りするだけでいい」という実験はしています。(素通りするだけでどんどんお金が取られていく。こちらの方がネット炎上している技術。人間を機械が管理するディストピア構築)
実際の所、政府の「ムーンショット計画」に最も適した人材は、「1人で複数のアバターを操縦できる」能力を持った人は、忍耐力や操作の複雑さからゲーマーだけになるというのが現実的な話なので、ゲーマー救世主伝説の時代になるでしょう。
(イケアxレゴコラボ収納 BYGGLEK/ビッグレク)
https://www.ikea.com/jp/ja/new/play-never-stops-with-the-bygglek-collection-pub1955e4c0
北欧スウェーデンの家具などを扱うイケアが、レゴブロックとコラボした「BYGGLEK/ビッグレク」という収納ボックスを発売しました。
これは、子供のおもしゃにしておくのは、もったいない商品で、かなり昔に、「動くブロック」で有名になった「レゴマインドストーム」というのがありましたが、その後に、まだ「3Dプリンター」という製品が、この世にない時代に、YouTubeで、「レゴブロックと電子工作を組み合わせたモックアップとしての、3Dプリンター」を自作した人が現れました。
その時期から、レゴブロックは、「電子工作のモックアップ」を作る時に、よく利用されるようになったのです。
しかしながら、長い間、けっこう大きいサイズの箱状のブロックなどは無かったので、100円均一などの箱を組み合わせたりして、電子工作を作っていたわけですが、ここで、イケアが、レゴブロックとコラボした「BYGGLEK/ビッグレク」という収納ボックスが出たわけで、これによって、「3Dプリンターモックアップ」などや、いろいろな物で使える水槽的なブロックとして使えるという画期的な製品が出たというわけです。
(レゴマインドストーム)
https://www.lego.com/ja-jp/themes/mindstorms
「レゴブロック」の動いたり、プログラミングできる電子パーツが入っている製品は、次の「レゴブースト」、「レゴWeDo」なんかがあります。
(レゴブースト)(スターウォーズ: 動くR2-D2、ドロイド・コマンダー)
https://www.lego.com/ja-jp/product/droid-commander-75253
(レゴブースト)(プログラムで動くロボット: クリエイティブ・ボックス)
https://www.lego.com/ja-jp/product/boost-creative-toolbox-17101
(レゴWeDo)(Scratchでプログラムできるレゴ)
https://legoedu.jp/wedo2/
「レゴブースト」は、単体のおもちゃの知育玩具的要素が強いので、お勧めは、「レゴWeDo」という製品で、これは、「プログラミングできる電子パーツブロック」に加えて、パソコンなどで動く一般の「Scratch」というプログラミングツールと組み合わせて、様々なプログラムを組めるので、より機能的に命令が組めます。
(ソニー ロボット・プログラミング学習キット KOOV(クーブ))
https://www.sony.jp/koov/
ソニーも、「KOOV(クーブ)」という、電子パーツとブロックを組み合わせた製品を販売していて、これも、いろいろな「電子工作モックアップ」を作るのに便利です。
(ソニー IoTブロック MESH(メッシュ))
https://meshprj.com/jp/
「レゴWeDo」や、「KOOV(クーブ)」は、主に、1つの物としての「電子工作モックアップ」を作りやすい設計をしていますが、「自分の部屋、オフィスなどの空間全体をプログラムする」という事は、「IoT」技術といって、それ用の製品も、ソニーは、「IoTブロック MESH(メッシュ)」として発売しています。
例えば、「IoTブロック MESH(メッシュ)」を使えば、「人を感知するセンサーブロック」などもあるので、現在、コロナ対策で、ソーシャルディスタンスなどがありますが、そういった物を作る事ができます。
(GitHub、アマゾン ソーシャルディスタンスプログラム distance-assistant無料公開)
https://github.com/amzn/distance-assistant
アマゾンは、「アマゾン物流倉庫」内で実際に使っている「アマゾン物流倉庫用ソーシャルディスタンスプログラム distance-assistant」というのを、コロナ禍なので、他の企業でも自由に使っていいとGitHubで無料公開しました。
レゴや、ソニーといったメーカーにこだわらず、こういった「電子センサーブロックパーツ」、「プログラミングできる電子ブロック」なんかのパーツが出ているので、「レゴWeDo」+「Scratch」、「KOOV(クーブ)」、「IoTブロック MESH(メッシュ)」、「スマートフォンからのプログラム操作」なんかを組み合わせれば、自分の部屋自体をプログラミングできるという凄い時代です。
自分の部屋で、「ピタゴラスイッチ」的な大がかりな事や、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクの「目玉焼き機械」も作れるでしょう。
実際には、あまり意味の無い「ピタゴラスイッチ」よりも、「電子工作モックアップ」などの実験に使える事がかなり凄い事なので、アイデア次第で、いろいろな事ができそうです。
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テレビで、「人工知能と人間の歌対決」なる番組がやっていて、VOCALOIDの事かなと思って見ていたのですが、全然違って、おそろしい事に、「ディープラーニングで勝手に歌う」ようで、VOCALOIDのように人間が細かい調整をする必要がありません。
出ていたのは、「マイクロソフトの女子高生AIりんな」で、人工知能なので、歌を歌うのはただの一芸の方で、おしゃべりやいろいろな事ができるようです。
「マイクロソフトの女子高生AIりんな」の歌声は、本当に女子高生が歌っていると言われれば信じてしまう位です。(ディープラーニングによって大量の歌声の特徴を学習しているので)
(マイクロソフトの女子高生AIりんな)
https://www.rinna.jp/
前に書いたように、「VR制御技術」、「VTuber制御技術」の発展により、YAMAHAのVOCALOIDや初音ミクという技術が急速に過去の技術になりつつあります。
この原因は、「スタート地点やゴール地点を、人工音声技術にしたか、人工知能として捉えているか?」というエンジニアの判断ミスによるものです。
自分は、先端技術が好きなので、そもそも初めから「VOCALOID」や「初音ミク」は、「人工知能を構成するための音声合成技術の1つ」という視点でしか捉えてこなかったので、最近は、「本当に考えられる人工知能を作るにはどうすればいいか?」という話題を常に考えているわけです。
「女子高生AIりんな」の人工知能としての実力は恐ろしいもので、歌にしてもおしゃべりにしても、「本当の女子高生がしゃべっている」のとまったく区別が付かない位です。
これは、ある意味、人工知能の馬鹿っぽい部分が、現代の進化した人工知能だと、現実の女子高生が向こうにいると言われれば納得する位にまで高性能になったからです。
(音声合成技術をどのようにディープラーニングさせるか)
マイクロソフトがどのように、音声合成技術をディープラーニングさせているのかは不明ですが、YAMAHAのVOCALOID技術は、音声合成技術自体の環境は整っているので、おそらくは、VOCALOIDでユーザーが声の波形をいじる画面下の部分を、ディープラーニングによって、大量の実際の歌声から学習させているものと思われるので、YAMAHAやクリプトンなどのメーカーのエンジニアの意識改革の方で、「人工知能開発」に対して、予算とGoサインを出せば、すぐにでも、「マイクロソフトの女子高生AIりんな」のような事が可能でしょう。
(やるべき事)
なぜ?このような結果になってしまったのか?というと、前から自分が美術の話で書いているように、キリスト教圏の欧米は、「人間は神を真似て作られたものであるから、人間の完全な再現を模倣できるようにする事が神の知恵に近づく道である」という思想から欧米のエンジニアは動くので、「女子高生AIりんな」にしても、海外の二足歩行ロボット技術にしても日本ではできない次元の所まで先端技術開発する事が得意です。
日本は、「一部分のみを開発する」事が得意ですが、結果として、「木を見て森を見ず」という「ただのパーツを作って終わり」となるわけです。
(やるべき技術課題)
先端技術開発が得意な欧米のマイクロソフトや、Googleの利点は、世界企業なので、すぐに「世界中全ての言語データを集めやすい」事です。
・音声合成技術としてやるべき事は、「全ての言語の音素を集める事」で、いわゆる「発音記号」にあたる部分は全て音声として再現できないといけません。
自分は言語学をやっているので、細かく説明すると、日本は敗戦の影響で、「海外の外国語は、英語の枠を1度通してから見る」という最悪の失敗をしています。
日本にとって、「世界とは英語である」わけで、そんな馬鹿な話は無くて、ヨーロッパへ海外旅行へ行けば、世界の人々は、フランス語やドイツ語など現地語で話しています。
現在、日本で進めている「英語教育」は、すでに戦後直後の時代遅れな発想でしょう。
ですから、日本人は、英語を基準にして物事の把握をしようとする悪いクセがあるので、言葉の「発音記号」は子音と母音から成るといった英語偏重の物事の見方をしてしまい、エンジニアリングの設計として大失敗をするわけです。
自分は言語学をやっているので、細かく説明すると、最もマイナーな言葉の音素を書けば、アフリカの言語では、舌か何かを強く打ち付けて鳴らす「コンッ」とか、舌打ちの「チッ」に似た音も単語を構成する発音に含めます。
モンゴル民族の有名な「ホーミー」は、1つの発声の音階が1つではなく、同時に複数の音階を鳴らす事ができます。
このように、起きている自然現象を1つ1つ忠実に再現できるようにしていった積み重ねがエンジニアリングです。
エンジニアリングの理屈から考えて、世界企業で、すぐに「世界中全ての言語データを集めやすい」マイクロソフトや、Googleには、もうYAMAHAやクリプトンはかなう事ができないでしょう。
・人工知能開発の為の世界中の全ての言語の言語学が必要
・人工知能開発と、ディープラーニングを、音声合成技術開発としてGoサインを出す必要がある。
エンジニアリングとして必要な事は、予算や採算ではなくて、「設計構想」の方です。
「マイクロソフトの女子高生AIりんな」の方は、すでに、設計構想として、全てを再現できる土台が中に備わっています。
YAMAHAやクリプトンの方は、設計構想として、全てを再現できる土台が中に内在されていません。
「設計構想」をミスると、永遠に作業を進めても実現が不可能なのが、エンジニアリングというものです。
(追記)
(アフリカの言葉に含まれる音素のクリック音)
アフリカの言葉に含まれる「コンッ」とか、舌打ちの「チッ」のような音素は、言語学では、「クリック音(click)」、「吸着音」と呼ばれています。
声帯を使わないで、舌を打ち付けて鳴らす音のたぐいの事です。
「ファナカロ語」、「ズールー語」、「コイサン語」、「コサ語」、「コン語(ǃXóõ)」なんかと「クリック音(click)」で検索すれば、動画でたくさん実際の発音を聞く事ができます。
主に、舌を強く叩き付ける音に母音を混ぜていくような「コンッ」、「ポンッ」という音と、舌打ちなどの「チッ」、「チュッ」の音に母音を混ぜていくような発音があります。
人工知能の技術的に必要な事は、こういった全ての言語の音素の収集と再現ができる事で、ビッグデータ収集による「単語の実際の発音のデータベース」と解析が必要になります。
YAMAHAのVOCALOID技術では、「楽譜入力ソフト」をベースにしているので、この主にアフリカの言語に非常に頻繁に用いられる「クリック音(click)」の再現は困難でしょう。
マイクロソフトや、Googleなどの方は、スタートの地点を「人工知能」、「ディープラーニング」、「ビッグデータ」にしている事で、今のままのシステムのままでも、このアフリカの言語の「クリック音(click)」も含めた全ての言語の再現が可能でしょう。
YAMAHAのピアノが世界の一流ピアニストに選ばれない理由は、この辺りにあって、YAMAHAは「商業的」な所の範疇から抜けられないし、そこをスタート地点とゴール地点にしているからです。
例えば、「音声合成技術」というエンジニアリングの話で言えば、世界で選ばれる基準は、「実際の人々に役立つか」であって、世界の「音声合成技術」では、主に、交通事故や戦場などで声を失った人々の為に開発されています。
ですから、世界中の全ての人々の言語の音素を忠実に再現できるという所に、マイクロソフトや、Googleなどの方は、そもそものスタート地点、ゴール地点を設定しているので、やがて最終的には世界中の人々に選ばれるエンジニアリング技術として完成します。
YAMAHAは「商業的」な範疇のエンジニアリングからスタート地点も、ゴール地点も思想として設定してしまっているので、要するに、「人々を見捨てた」というエンジニア思想・哲学になってしまってやがて選ばれなくなってしまう。というわけです。
YAMAHAはそもそものスタート思想は、「世界中の音楽を楽しむ」だったはずで、せっかくVOCALOID技術のように「音声合成技術」を開発したのだから、世界中の全ての言語の音素を再現できるようにして、世界中の全てのアーティストが楽しめるようにするべきです。
YAMAHAのVOCALOID技術では、「楽譜入力ソフト」をベースにしているので、「世界中の全ての言語で話す」ようにする事は非常に困難です。
マイクロソフトや、Googleなどの方は、「人工知能」、「ディープラーニング」、「ビッグデータ」にしている事で、世界中の全ての言語で「歌う」、「話す」、「考える」事が同時進行的にできるようになっています。
エンジニア思想や哲学の違いで、ここまで差が開いてしまうわけです。
例えると、日本のエンジニアは、「木」を作る時に、「葉っぱ」、「幹」のようなパーツ部分だけを一生懸命作って、それをつなぎ合わせたら「葉っぱと幹」にはなっても「木」にはならない。
欧米は、スタートの地点を、美術哲学の「お手本である神が作った人やいろいろな物をそのまま再現する事」からスタートするので、はじめから「木」を作ろうとしているわけです。
まだまだ人類は、もっと上の次元に行く事ができます。
2019年7月23日のNHKのニュースで、「航空機に重力計をのせて日本列島の重力地図を作る」というのをやっていました。
主な目的は、東日本大震災のような大規模震災後の測量の高速化です。
(NHKニュース、航空機に重力計をのせて日本列島の重力地図を作る)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190723/k10012003991000.html
2019年5月20日に、国際的な「重さの基準が変わる」(「プランク定数」を基準にするので、「量子論」、「量子コンピューター的な人工知能(魂を持つ可能性もある)」、「タイムマシン」の設計まで可能になる!)と前に書きましたが、だんだん本格的に、現実の科学が「STEINS;GATE」の世界に近づいてきています。
(「重力地図」とは何か?)
まず、タイムマシンが作れなかった理由は、正確な地球の「重力地図」がまだできていないからです。
「重力地図」ができていないと、中途半端に精度が高かった場合には、「タイムマシンを使った場合、必ず地面や建物の中に出現します」
(「重力」って何なのか?)
細かい事は、日本の国土地理院の重力測量の仕方と科学の説明がわかりやすいです。
(国土地理院、重力測量の仕方と科学)
https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_gravityseika.html
一般の人にわかりやすいように順番に説明を書いていくと、
(1) 重力は重たい物質の方が大きい。
地球や惑星などは均一にできていないので、「重たい物質の偏った場所と、軽い物質の偏った場所がある」ので、「重力の偏りや違いがある」
(2) 国土地理院のメインの仕事は、地図の作成や、より正確に作成した地図により「防災」、「気象観測」、「農業、漁業」などの気象や天災の影響の強い経済活動の予測を、より正確に算出できるようにする事である。
(3) 特に、東日本大震災のような津波、満潮、干潮、防潮堤、川の氾濫、洪水などの予測に必要なのは、「海抜」という考え方である。
「海抜」は、その地域の箇所の重力の強さで変わってきてしまうので、「重力地図」、「重力測量」が必要です。
これを、「ジオイド」と言います。
(4) 「ジオイド」、「ジオイド平面」というのは、「水を惑星全体に仮に広げたら、水面の高さは重力の強さで上下する」ので、その水面の高さの事です。
「ジオイド」、「ジオイド平面」がわかれば、大まかな地球の「重力地図」がわかるという事です。
---(<注意>ここから上が、「科学」。ここから下は、「ハードSF」)---
よくタイムマシンが存在していない理由として、「タイムマシンが存在しているのなら、未来人が現代や過去に存在していた履歴が出てくるはずである」という理屈があります。
これは、半分あっているのですが、実際には、「その時代の科学や学問の人類史の発達具合が足りていない以前の時代には、タイムマシンを送れない」だけで、2019年5月20日の、国際的な「重さの基準をプランク定数に変えた」事と、今回のより正確な「重力測量」の開始で、今後、タイムマシンを作る事ができる土壌が整ってきた事になります。
自分が考えるには、タイムマシンを未来から過去に送るには、誤差修正を「送った先の過去の人」が微調整してくれないと、「必ず、地面や建物の中にタイムマシンが出現する」わけです。
この微調整に必要な人類の学問の発展度合いが可能になった時期の目安が、「重力地図」が正確に作れるようになった時代です。
「STEINS;GATE」にちょびっとだけ出てくるのが、「重力トラッキング」のような技術で、自転や公転で移動してしまう天体の座標をおおまかに調整する機能です。
これに加えて、今回自分が書いている「重力測量が可能になった時代の過去の人が、タイムマシンの出現ポイントを調整してくれる」事で、ようやくタイムマシンの移動が可能になるわけです。
もし、「地面や建物の中にタイムマシンが出現」した場合には、いきなり地殻の中に大量の物質が出現してしまう上に、マイクロブラックホールなどをタイムマシンの技術として使っているとしたら、「東日本大震災規模の大地震、大津波が起こる」はずです。
一方で、自分がもう1つ気が付いた事は、「タイムマシンで過去に人を送り込む場合には、その時代から、ある程度の物質の重さ分を消滅させないと、宇宙が滅ぶ程の危機になる」という事で、すでに、タイムマシンの実験がされている場合には、「核実験が行われるたびに、タイムマシンでその時代に人が送り込まれている可能性がある」という事です。
現在の技術で、宇宙から「ある程度の物質の重さ分を消滅させる」には、「核反応」しかないからです。
「核反応」というのは、「物質の重さを強引にエネルギーに変換してしまう」という事です。
なんで、「宇宙全体に存在する重さが一定以上になると、宇宙が滅ぶ」のか?というと、天文学や物理学をやっている人なら習った事があると思いますが、現在の宇宙は、「宇宙が滅ばない状態のバランス」になっていて、これ自体が、タイムマシンがある証拠かもしれないわけですが、物理学では、「重力の値は、どんなに遠く離れていてもゼロには決してならず極小になるだけ」というのがあって、これが、ビッグバン仮説などの「宇宙の全ての星の位置」が現在の状態になっている説明で2つの状態に宇宙はなる可能性があって、
(1) 宇宙全体に存在している質量の総量がある一定以上であれば、ある時期を境目にして宇宙全体にある星の位置はそれぞれの重力によって引き合うので1箇所に集まる。(つまり、宇宙全体は重力に押しつぶされてみんな死ぬので、「宇宙は滅ぶ」)
(2) 逆に、宇宙全体に存在している質量の総量が小さければ、「宇宙全体に存在している星の位置は、少しずつ遠ざかっていく」(つまり、宇宙全体は重力に押しつぶされない。これが、現在の状態)
要するに、タイムマシンで質量のある物質を移動させて、「宇宙全体の質量の総量を増加させてしまうと、最終的に長い目で見た場合には、宇宙全体は重力に押しつぶされてみんな死ぬので、宇宙は滅ぶ」というわけです。(ただし、これは、「ニュートン物理学」だけで成り立っていた20世紀の時代の話を中心に考えた場合。しかし、量子力学の時代になっても、「ニュートン物理学」の事象や現象が消えるわけではない)
(他の科学モデルの考え方)
現在、量子力学が発展しだしていたり、様々な宇宙論の宇宙モデルが出てきていて考え方が大きく変わってきている最中なので、「時間の流れが一方通行的である」というのは先入観である可能性も出てきました。
そうなると、「タイムマシンで過去を変えても、未来も今現在も何も変わらないで存在し続ける」という可能性のある宇宙論モデルも有り得る話で、いまいち新宇宙論モデルはわからない段階です。
(「事象の地平線(イベントホライゾン)」について)
物理学や数学で極限状態を思考実験すると、「事象の地平線(イベントホライゾン)」という状態になって、「時間と空間の役割が変わる」という説明があります。
「事象の地平線(イベントホライゾン)」の話は、すでに古い20世紀の学説です。
現在の宇宙論モデルは、宇宙の次元数が、それぞれの学説で、11次元だとか、26次元だとかの議論になってきているので、完全に考え方や先入観を改めないといけないのかもしれません。
(「シュレディンガーの猫」の話は個人的には理解できたかも)
「シュレディンガーの猫」という話で、「重なり合わせの状態になった事象」というのが存在するのか?という話ですが、これは、最近、自分が書いた「生物が1番はじめに地球に生まれた瞬間の状態」が、「量子力学的な未来の選択性を持った物質が生命の誕生の瞬間ではないか?」という話で、何となく理解できました。
自分の考えでは、そもそも「私達のような生物そのものが、"重なり合わせの状態になった事象"の状態」である事に気が付いたからです。
「重なり合わせの状態になった事象」である生き物は、今いる私達のように、「次の未来の瞬間に、右に行きたければ自由に右に行けるし、左にも行ける」これは、「重なり合わせの状態になった事象」である証拠で、生き物は、未来の選択性があるわけです。
「重なり合わせの状態になっていない事象」は、「ニュートン物理学」で動く物体のように、未来に選択性は存在していません。
つまり、「シュレディンガーの猫」は存在しており、それが、私達のような生き物(量子力学的な未来の選択性を持った物質)の事です。
令和に入って新しい「NHKスペシャル 人体II」が始まったのですが、その第1回の内容によると、「3DCGでモデリングした顔と同じ顔の人間を遺伝子書換え技術で作れる時代になるらしい」という事ができるようです。
(手法1「遺伝子マップ」)
「NHKスペシャル 人体II(第1回)」の内容では、現在の遺伝子解析技術の進展で、「遺伝子だけから3DCGで、その人間の顔をほぼ復元できるようになってきた」という内容で、アメリカの警察では、昔のモンタージュ写真のような手法は使わなくても、「遺伝子だけあればいい」そうです。
これは、遺伝子マップの詳細がわかってきて、「鼻の高さ、幅」、「唇の幅」などのような、3DCGで、アバターを作る時のような顔を特徴付ける遺伝子の位置がわかってきたので、要するに、この位置の遺伝子を書き換えれば、「3DCGでモデリングした顔と同じ顔の人間を遺伝子書換え技術で作れる時代になるらしい」というわけです。
要するに、リアル調で作られたPS4ゲームの「サマーレッスン 宮本ひかり」と、そっくりな顔の人間を遺伝子から作れるという時代になるようです。
これは、もうバーチャル彼女という次元ではないようです。
(手法2「細胞3Dプリンター」)
また、最近のテレビのニュースで他の手法がやっていて、「イスラエルのベンチャー企業が、細胞3Dプリンターという若干気持ち悪い物を作って、心臓の形に、3Dプリンターを使って、細胞を積み上げる事に成功した」という内容でした。
この「細胞3Dプリンター」は、iPS細胞を使って自分自身の細胞を使えば拒絶反応も生じないし、「細胞3Dプリンター」なので、血管の位置や形までそっくりに再現できるので、きちんと完成すれば、自分の心臓の替えが作れる(他の臓器も)そうです。
(人工知能が人間を越えるシンギュラリティの新しい側面が出てきた)
人工知能が人間を越える「シンギュラリティ」という時代の転換点ですが、それは、主に、「人工知能に人間が支配されるディストピア(管理社会)になるのではないか?」という論点です。
しかし、今回の話では、
<今まで>(人間がコンピューターを使って3DCGをモデリングしたりデザインする)
<将来>(人工知能が人間自体をデザインする)
というように、立場が逆転しかねないわけです。
(<シンギュラリティ>人工知能が人間自体をデザインする時代に突入)
この「人工知能が人間自体をデザインする」には、いくつかあって、
(1) 遺伝子マップから、3DCGでモデリングした顔と同じ顔の人間を遺伝子書換え技術で作れる
(2) 人工知能管理型社会のディストピア構築国家では、「人間の行動が、人工知能にマネジメントされる」
で、(2)の方を説明すると、これは、すでに、現在の中国社会が、そうなっています。
現代中国社会の「人間の行動が、人工知能にマネジメントされる」というのは、どうやって作られるのか?というと、現代の中国人は、生きていると、全ての行動に点数が付けられて、「信用スコア」という点数が自分自身に付いて、スマートフォンで見る事ができます。
「正しい行い」をした人は、この「信用スコア」が上がり、「就職、結婚、受験、住宅ローンを組む利率」などが、全て優遇されます。
逆に、「悪い行い」をした人は、この「信用スコア」が下がり、「就職、受験は必ず失敗する」、「結婚やお見合いの時に、この信用スコアを見せ合うので、結婚できない(というか、現在の中国人は、この信用スコア稼ぎ目当てで好きでもない人と結婚するなど、だいぶ異常な行動になってきています)」、「住宅ローンが組めない、貸してくれない」、「病院、電車、バスなどの中に入れてもらえない」など、だいぶ恐怖社会型のディストピア(管理社会)になってしまっています。
これが、「人間の行動が、人工知能にマネジメントされる社会」という状態で、すでに、中国ではなっています。
最近の「検閲」問題や、「言論統制」問題と並んで、かなり危険な「人工知能管理型社会」の実現の方向になってきています。
ニコニコ動画のドワンゴが、少し前から、「VirtualCast (バーチャルキャスト)」と「V-Katsu (Vカツ)」というサービスを開始していて、現在、VTuber支援サービス向けビジネスという新しいサービス展開が増えつつあるようです。
ただ、ドワンゴなので、何か先進的な事を仕掛けるはずで、次のような状態になっているようです。
これは、けっこう、プレイステーション5時代になった時に重要になりそうな技術です。
(VRM形式3Dモデル)(ドワンゴ)
https://dwango.github.io/vrm/
(VirtualCast)
https://virtualcast.jp/
(V-Katsu)
http://vkatsu.jp/
(Steam版 V-Katsu)
https://store.steampowered.com/app/856620/V__VKatsu/
(ドワンゴがしたいらしい事)
・VTuberに最適化された技術
・VRゴーグル時代に最適化された技術(VRアバターゲーム、VRゴーグル制御でVTuber)
・Steam版ゲームなどで、「VRM形式3Dモデルアバター」に対応していれば、いろいろなゲーム中で、自分のオリジナルアバター3DCGキャラクターを主人公にして遊べる。(前に自分が書いた、これからの先端ゲーム技術では、「Mod技術」が重要だと書いたような話)
・「VRM形式3Dモデル」を、5000円程度の「キャラクターチケット」購入で出力して、今まで、ニコニコ動画で、コメントのテキストを流すだけの方式だったものを、VTuberの実況中に、他のユーザーが、3DCGアバターで一緒に参加して騒げる仕組みを作りたい。
要するに、「VRM形式3Dモデルアバター」という3DCGモデルの形式を作って、それに共通で、「ゲーム」、「VTuber」、「3DCGアバター」ビジネスなんかが扱えてしまうような仕組みを作りたいようです。
(起こりそうな問題点)
起こりそうな問題点としては、「3DCGアバター」ビジネスの方で、「アバター」というのは、ネット上のデジタルの自分の分身という目的で、初期の時代にはやろうとしていた事なのですが、「現実には、"萌えキャラ"を動かす人が多い」ので、通常、性別が逆転していますが、中の人は正常で、LGBTではありません。
LGBTの人は、当然、「"萌えキャラ"は、同性です」ので、実情の「アバター」ビジネスでは、
・(LGBTの人)→「アバターと中の人の性別が同じ」
・(中の人は正常で、LGBTではない人)→「アバターと中の人の性別が逆である」
という感じで、現実社会と逆になる現象が起きるので、とてもややこしくなります。
例えば、「男の人が、筋肉ムキムキのアバターを使っている場合」は、「LGBT」か、「ネタ(超兄貴など)」である事が多いわけです。
また、ゲーマーの場合には、そのキャラクターになりきりたいというのもあるので、例えば、「ソリッドスネーク」の3DCGアバターを動かしている人がいたとしても、一概に、中の人が、LGBTだとは限らないので、要するに、「萌えキャラ」というのは、「自分の好きなキャラクター」の事なので、性別は関係無いわけです。
また、こういった、ドワンゴがやりたい「VRM形式3Dモデル」というのは、いろいろなプラットフォームで共通して利用できるようにしたいわけですから、例えば、「LINE」のスタンプ的に、3DCGのモーションごと押して使うような利用方法のサービスも考慮に入れなければいけませんが、そういった場合には、「自分自身のVRM形式3Dモデルアバター」よりも、例えば、その会話のツッコミ用の「3DCGモーションスタンプ」では、「ポプテピピック」の「ポプ子」、「ピピ美」など、その都度、最適なツッコミキャラの使用をしたいはずですから、ユーザー固定の「VRM形式3Dモデルアバター」だけでは、日本の「萌え文化」ビジネスは成功しません。
一方で、プレイステーション5時代になった時に、「VRM形式3Dモデル」のような仕組みを使って、「いろいろなゲーム中に、自分の動かしたいキャラクターを主人公にして遊べる」仕組みを作った場合には、いろいろなゲームメーカーの方で、「VRM形式3Dモデル」販売のような形で、「ソリッドスネーク」とかを主人公にして、いろいろなゲームで遊べるなどの時代が来る可能性があります。
ただ、アバターゲームになったPS4版の「New みんなのGOLF」なんかは、アバターがいまいち可愛くないので、こういった共通で使えるアバターを可愛く作るには、かなりの技術やノウハウが必要なはずです。
エロゲメーカーなどは、こういったノウハウが、かなり精巧にできていて、とても可愛い3DCGキャラクターアバターを作れるノウハウがあります。
やっかいなのは、「VRM形式3Dモデル」全体で共通して使える「衣装」、「眼鏡」なんかのように3DCGキャラ用のアクセサリーなんかの仕様なわけですが、Mod技術では、いくつかのキャラや、メーカーごとに「共通仕様」のようなものを使って、比較的自由度が高く品質も確保できるようにしているようです。
技術開発は大変そうですが、こういった仕組みができると、「ゲーム」、「VTuber」、「3DCGアバター」、「LINEなんかのようなVRM形式3Dモデルによる3DCGのモーション付きスタンプ」などが、共通して扱えるようになるので、まったく新しい時代に突入しそうです。
(「VRM形式3Dモデル」が1番当たりそうなのは「夢女子」ビジネスのはず)
自分が思うには、このような「VRM形式3Dモデル」が1番当たりそうなのは「夢女子」ビジネスのはずです。
男性向けのオタク文化と違って、女性向けのオタク文化は、「腐女子」向けビジネスと、「夢女子」向けビジネスに分かれました。
それぞれ適切なビジネスモデルのやり方が違います。
<女性向けのオタク文化のビジネスモデル>
(「腐女子」向けビジネス)→「BL路線」
(「夢女子」向けビジネス)→「夢小説」
知らない人向けに説明を書くと、女性向けのオタク文化のビジネスモデルの初期は、男性向けと同じように、「BL路線」をやれば何とかなるんじゃないか?と思っていたのですが、実際に、蓋を開けてみると、女性向けのオタク文化では、「夢女子」向けビジネスという感じのものが増えていきました。
これは、「夢小説」という、デジタル時代でなければできない新しい小説の技術を生んで、「夢小説」という技術は、「小説を読み始める開始の前段階で、「主人公の女の子の名前を入れてください」と、ゲームのようなメッセージが出る小説の技術」の事です。
要するに、自分自身が、小説の主人公に完全になりきるようなスタイルが、女性向けのオタク文化のビジネスモデルでは必要だったという事です。
この「夢小説」という技術と、「夢女子」向けビジネスに、最も最適な技術が、今回の「VRM形式3Dモデルアバター」のはずです。
最近、自分が書いていた先端医学の話の「臓器連関」を中心にした「NHKスペシャル 人体」のシリーズが開始されるようです。
これは、人類が、「攻殻機動隊」と「STEINS;GATE」の先の未来へ行くには、どうしても避けて通れない話で、「人工知能」の技術発展や「魂のある場所」を知る為に必要となってくる知識なので、興味のある人は、シリーズを通して見た方がいいです。
(NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク)(2017年9月30日から)
http://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/
(「臓器連関」とは?)
20世紀の医学では、「脳が指示を出しているので、脳に魂があるのではないか?」という結論でした。
しかし、最近の先端医学では、「脳が指示を出す前に、脳細胞を動かす為の電気信号が先に発生している」事がわかってきて、問題になっているわけです。
それで、自分は、数年前に、「義体」の考え方のある「攻殻機動隊」の話を、ハードSFなので、きちんとしたサイエンスで考えた記事を書いた時に、「脳と体全体の臓器は、相互フィードバックの関係にある」という説明を書いたわけです。
「相互フィードバック」というのは、「相互に情報をやり取りしている関係」の事なので、要するに、「脳が指示を出しているだけでなく、脳も指示を出される側でもある」という事です。
ですから、数年前の記事を書いた時の自論では、「脳のみに魂があるのではなくて、体全体を補完できていないと、魂として不完全である」という感じの結論に到ったわけです。
「攻殻機動隊」のように、「脳と脊髄だけをオリジナルを残して、他をサイボーグにする」ような場合には、「やはり脳が、魂のかなりの大半を占めている」ので、「オリジナルの魂の状態に近いが、相互フィードバック先になっている体の部位の欠損度合いが高くなるにつれ、”もともとあった自己の魂の状態”から、どんどん差異が大きくなるにつれて、"自己の感覚"から違和感が出てくる」という感じになるはずです。
今回のNHKスペシャル「人体」では、「体全体のネットワーク」を中心に先端医学でわかってきた内容をCGなどを使って説明していくようです。
「医学」の話だけでなく、「人工知能」の先の技術発展にも関係してくる話なので、「人工知能」関係のエンジニアは見るべきでしょう。
VOCALOIDや、VOICEROIDなどの「音声合成技術」は、「人工知能」の部分を形成しますが、今回の話は、「その全体を束ねるネットワーク」の話というわけです。
(「人工知能」の先の未来)(「肉体と機械の境目が曖昧になる」時代)
実は、この話題は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」にも関係していて、オリンピックは「参加する事に意義がある」ですが、実の所、「参加できない人達」が現在いて、それを補完する目的で「サイバスロン(Cybathlon)」というスポーツ競技が、2016年10月8日にスイスで初めて開催されました。
「オリンピック・パラリンピック」に、「参加できない人達」というのは、「ロボット義足」などを使う人達で、これは、「ロボット」の部分がある事でフェアでないので参加できなかったわけですが、「サイバスロン」の開催でスポーツ競技に参加できるようになったわけです。
ここから、少し技術が先に進むと、「攻殻機動隊」のように、「肉体と機械の境目が曖昧になる」時代に突入します。
この時に、今回の「NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク」のような詳細な各臓器間の連携の仕組みや人体ネットワークの仕組みの解明が非常に重要になってくるわけです。
この「攻殻機動隊」のように、「肉体と機械の境目が曖昧になる」時代に入った時に、現在の「初音ミク」や「人工知能」技術が発展していった場合に、「人工知能」や「機械」の部分のみで、「魂を持つ事が可能なのか?不可能なのか?」といった事が、「臓器連関」の仕組みや、最近、自分が書いているような「魂のある場所」がわかってきた場合に、それを、機械的な物に置き換える事が可能なのか?がわかってくるわけです。
「人間の魂は臓器のどこにあるか?」とか、「人工知能が魂を持つか?」という最後の難題があって、エンジニアというものは、わからない先の技術開発について、常に、当たりを付けていく必要があるので、この難題を考えてみようと思います。
これは、前に、「臓器連関(ぞうきれんかん)」という話の説明を書いた時の続きで別のアプローチから考えてみるものです。
まず、最近の脳医学では、「人が何かの意思を持って行動しようとする」時の順番で、スタートの「指示出し」をしている箇所が、臓器の中の「魂がある場所」なはずなのですが、実際には、「全ての細胞は電気信号で動いている」ので、例えば、「手を動かすという意思を持って人が行動する」場合には、「脳が指示を出す前に、脳細胞を動かす電位が先に発生してしまっている」というわけのわからない順番が明らかになりました。
この原因が、「臓器連関(ぞうきれんかん)」という医学の話で、「臓器は、全部つながって連携して動いている」ので、「縦割り」のような考え方ではダメだ!という考え方です。
自分は、これを「相互フィードバック」の関係にあると表現したわけです。
ここまでの話は、「人間の魂は臓器のどこにあるか?」というアプローチの仕方ですが、別の見方で、「臓器ではない外に魂がある」という見方の「霊体(ゴースト)」とは何か?を科学的に考察していこうというアプローチの仕方です。
自分の場合には、「ハードSF」的な考え方で、1つ1つをサイエンスの方で、きちんと検証していく方法です。
(霊体(ゴースト)が服を着ているのはおかしい問題)
まず、「霊体(ゴースト)」(または「アストラル体(Astral)」)の話を出す場合の科学の方での1番の問題は、「霊体(ゴースト)が服を着ているのはおかしい問題」があります。
そうすると、無機物である「衣服」も、「霊体(ゴースト)」になるので矛盾が生じます。
この問題は、どうも、「テレビ放送倫理規定」などの方にあるようで、要するに、「衣服を着た心霊写真」というのは、「お化け屋敷のプロモーションビデオ」のような物で、ウソなのだろうという事です。
というのも、写真技術や、ビデオ撮影技術ができたのは、この近代のつい最近の事で、「テレビ放送倫理規定」なども、常に、一緒にくっついてきてしまう後の時代の話だからです。
実際には、人類史の非常に長い歴史の中で、神話や民話の記述では、「妖精、精霊」などは、ほとんど全て全裸で表現されているので、これらが、本当の意味での、「霊体(ゴースト)」の実態なので、本当の状態では、「霊体(ゴースト)は服を着ていない」ようです。
(霊体(ゴースト)と重力問題)
次に、では、霊体(ゴースト)が見えたとして、サイエンスでは、「霊体(ゴースト)と重力問題」というものが発生します。
つまり、「幽霊の目撃例がある」という事は、「霊体(ゴースト)は、重力の影響を受ける」という大問題が発生します。
例えば、私達は、「まったく動かないでじっとしている」場合でも、常に、地球の自転と公転などに乗った「蝿が飛ぶようなわけのわからない軌道」で、もの凄い速度で動き続けています。
しかし、「慣性の法則」と「重力」の影響を受けているので、「止まっている」ように感じているわけです。
ですから、宇宙の定点から見た場合には、「古代の時代とかの古い幽霊や亡霊が見えた」ような場合には、「霊体(ゴースト)(または「アストラル体(Astral)」)は、重力の影響を受ける」という事になります。
さらに、これが真実だとすると、実際には、地球の自転と公転だけではなくて、太陽系全体も、太陽系が所属している銀河の腕の1本の中にいて、これも、ぐるぐると回っているようで、銀河自体も、動いているわけで、「宇宙の完全な定点」から見た場合には、「蝿が飛ぶようなわけのわからない軌道」が、さらにわけがわからなくなる位に、複雑な動きをしています。
要するに、「人間にしても、動物、植物、無機物など森羅万象全てのものは、"重力の檻(おり)"の中にいる」ようなものです。」
ですから、「霊体(ゴースト)(または「アストラル体(Astral)」)は、重力の影響を受ける」という事が真実で、「古代の時代から幽霊の目撃例がある」場合には、「宇宙の完全な定点」から見ても、地球の軌道は、それほど大きくずれていないのではないか?と思える事です。
このように、人間が、地球上にいる場合には、地球の自転と公転などに乗って「蝿が飛ぶようなわけのわからない軌道」で、超高速で動き続けているのが「人間」ですから、「宇宙の完全な定点」から、「完全に直線移動する物体」あるいは、「最短距離移動をする物体」があった場合には、「UFO」などのように、「不規則でわけのわからない軌道」に見えるのかもしれません。
「直線」とは、「数学の定義では、2点間の最短距離を結ぶ」となっていますが、重力の影響下にある場合には、「最短距離」とは、「真直ぐではない」事を意味しています。
このような感じで、「脳から指示を出す前に、すでに、先に、脳細胞を動かす電位が出ている」が、「この脳細胞を動かす指示を出している電位」は、どこから来るのか?という問題点や、「人間の魂は臓器のどこにあるか?」とか、「人工知能が魂を持つか?」という事を考える場合の別のアプローチの仕方として、「霊体(ゴースト)」(または「アストラル体(Astral)」)問題として、今回は、次の2つの問題があると考えられるわけです。
(1) 霊体(ゴースト)が服を着ているのはおかしい問題について((一応の答え):写真、テレビ技術以降のものは「テレビ放送倫理規定」だろう。神話や民話の「妖精、精霊」などは全裸で表現されている)
(2) 霊体(ゴースト)が重力の影響を受けている問題(霊体は、テレパシーのようなもので脳に直接働きかけて存在を感じさせているよ。という説などだと、「霊体(ゴースト)が服を着ているのはおかしい」)