(アルトネリコ3、エンドオブエタニティーの最近のゲーム音楽の先端技術(曲調チェンジシステム))
今回は、最近のゲーム音楽に使われる先端技術について書きます。
最近発売されたゲームの中で、特に「音楽」について、注目してほしいのが、「アルトネリコ3」と、「エンドオブエタニティ」です。
何が、今までの「音楽」とまったく違うのか?というと、「音楽の任意のタイミングの好きな位置から、”曲調”を変える事ができる!」のです。
考え方自体は、非常に昔の「8ビット」などの時代からでも、似た考え方はあったのですが、例えば、1つのゲームなり映画なりの音楽では、「1つのメインテーマの旋律」を元にして、それを違う曲調にして、それぞれのシーンで、効果的になるように設定して使っています。
これは、「手抜き」な感じもしますが、実は、そうではなくて、「1つのテーマの中で、世界感を統一しやすい」という利点があります。
さらに、今回のようなゲームの場合には、「手抜き」の逆で、「1つの曲で、曲調をいくつも作るので、2倍以上時間がかかる」というか「同じ旋律の中で、曲調を変化させても変にならないようにしないといけない為に、相当に、音楽的な頭のセンスが高くないとできる仕事ではありません!」
まったく、違う次元の音楽的な頭を持ったクリエーターの次元の話なので、また新しい音楽の次元の時代がはじまったなぁという感じです。
といっても、よくわかりづらいわけなので、実際にプレーして聞いてみるのが1番ですが、まずは、「エンドオブエタニティ」の方では、バトル中の音楽が、「レゾナンスアタック」という、このゲームのメインの要素を発動させると、「発動させた瞬間から、急に、音楽の曲調が、かっこよくなります!」
つまりは、昔の同様の考え方では、ドレミの音を、MIDI的に切り替えれば、「ロック調」も「クラシック調」の音楽も、切り替えられる。という事なのですが、音楽は、そんなに甘くはなくて、ドレミの音を変えるだけでは、ただ「ピアノ」が「ギター」に変わっただけで終わり!なのです!
それだけだと、音楽としてはかなり変になってしまうので、今回の、「アルトネリコ3」と、「エンドオブエタニティ」では、「曲調チェンジシステム」が搭載されていて、つまりは、ドレミの音を、「ピアノ」から「ギター」に変えれば、「音楽は、当然、全ての周りの、ドラムなども全部再編成しなければいけない!」のですが、「この曲調全体が、任意のタイミングで切り替えられるようになったのです!」
さらに凄いのは、歌うRPG「アルトネリコ3」の方で、「エンドオブエタニティ」では、「普通のバトルシーンと、レゾナンスアタック時の2つの曲調」だけだったのに対して、「アルトネリコ3」では、「歌姫の気分と詩魔法」なので、「気分が乗ってくれば、勢いのあるロック調に瞬間的に切り替わり、キュートな魔法攻撃をしたい場合には、かわいい曲調に切り替わります!」
これは、まったく新しい次元の音楽の時代を切り開いたなぁと感心します。
この感覚は、ゲームをプレーしてみないとわからないでしょう!
「初音ミク」も、デジタル音楽なわけなので、考え方や、使い様によっては、こういった「まったく新しい次元の音楽」の使い方の技術も組み込んでいけそうな気がします。
評価:
ドラマ,布施雅英,酒井香奈子,宮崎羽衣,野川さくら フロンティアワークス ¥ 2,539 (2006-10-25) |
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